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王子と男爵令嬢が入学式の日にぶつかった

作者: 井上さん
掲載日:2026/07/17

短いです

 王子と男爵令嬢が入学式の日にぶつかった。


オシリス王子は、男爵令嬢ハトホルを受け止めて言った。


「大丈夫かい?」


「はい!すみませんでした!」


 ハトホルが頭を下げながら言った。


「お詫びをしたいんだけど」


 オシリス王子が言うと


「え…でも…」


 困ったように言うハトホル。


「殿下、お詫びなら、名前を聞いて後から贈ればよろしいでしょう」


 オシリス王子の婚約者で、公爵令嬢でもある私イシスが、オシリス王子に言った。


「いや、私は、彼女と話しがしたいんだ」


 話しがしたい?個人的にという事??


「殿下。それは、婚約者がいる身でありながら、他の令嬢と個人的に話しがしたいと言う事でしょうか?それは不貞ですよ」


 私は冷たく言った。


「え?!殿下?婚約者!?」


 ハトホルが、オシリス王子と私を交互に見た。


「そうよ。殿下は第2王子殿下で、私と婚約しているの」


 私は、きちんと答えた。


「では、お詫びは遠慮させていただきます!私は平民。殿下とは身分が違いますので!さようなら!」


 ハトホルはダッシュで逃げた。


「あ…」


 オシリス王子は、ポカンとしていた。


 こうして、まともな感性と常識を持つハトホルは、身分違いの恋に浮かれる事もなく、浮気相手にされる事もなく、平和な学園生活を送るのだった。


そして、私も平和な学園生活を送ることができた。


読んでいただきありがとうございます

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