王子と男爵令嬢が入学式の日にぶつかった
短いです
王子と男爵令嬢が入学式の日にぶつかった。
オシリス王子は、男爵令嬢ハトホルを受け止めて言った。
「大丈夫かい?」
「はい!すみませんでした!」
ハトホルが頭を下げながら言った。
「お詫びをしたいんだけど」
オシリス王子が言うと
「え…でも…」
困ったように言うハトホル。
「殿下、お詫びなら、名前を聞いて後から贈ればよろしいでしょう」
オシリス王子の婚約者で、公爵令嬢でもある私イシスが、オシリス王子に言った。
「いや、私は、彼女と話しがしたいんだ」
話しがしたい?個人的にという事??
「殿下。それは、婚約者がいる身でありながら、他の令嬢と個人的に話しがしたいと言う事でしょうか?それは不貞ですよ」
私は冷たく言った。
「え?!殿下?婚約者!?」
ハトホルが、オシリス王子と私を交互に見た。
「そうよ。殿下は第2王子殿下で、私と婚約しているの」
私は、きちんと答えた。
「では、お詫びは遠慮させていただきます!私は平民。殿下とは身分が違いますので!さようなら!」
ハトホルはダッシュで逃げた。
「あ…」
オシリス王子は、ポカンとしていた。
こうして、まともな感性と常識を持つハトホルは、身分違いの恋に浮かれる事もなく、浮気相手にされる事もなく、平和な学園生活を送るのだった。
そして、私も平和な学園生活を送ることができた。
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