3、職業についてのアレコレ
今回も説明的な内容が大半です、すみません!
どんな職業があるのか、どんな世の中なのかなど。
私ならこんなことが知りたいな、と思いつつ書き進めております。
◇◇時は戻り、現在の山田太郎は・・・◇◇
俺は意気揚々と店を出て、晴れやかな気持ちで改めて村の広場をしっかりと見回す。
金があるっていうだけで、物凄い安心感!
急に視界がクリアになった気がする。
先ほどまで気づかなかったが、こうしてじっくり見てみると、色々な人が買い物をしたり、何かを売ったりしている。
「あんた、なんだか貴族様みたいな格好してるな。こんな田舎に何しに来たんだ?」
いきなり村のオッサンに話しかけられた。
「えっと、すごーく遠い・・・・田舎から、仕事を探しに・・・来たんです。」
「田舎?このペイルよりもっと田舎ってことか?」
「え、えぇ、まぁ。」
「どんな辺境から来たんだよ・・・あんたの故郷では、みんなそんな貴族様みたいな格好してるのか?」
「いや、これはその外行きの格好といいますか・・・。」
「へぇ~・・・。まぁ大きな街や領都なんかにいる貴族様だと、それに似た服装で、もっとこうヒラヒラした布が沢山付いてたり、キラキラした宝飾品が沢山付いた高そうな服着てるのを何度か見たことあるが、あんたの服にはヒラヒラした布も、キラキラした宝飾品も付いてないし・・・もしかして、没落貴族様か何かなのかい?」
オッサンは訝しんだ表情で、ズイっと俺に顔を近づけてくる。
思わず咄嗟に一歩下がって、両手を前に突き出し左右にフリフリしつつ、全力で否定した。
「ち、違います!違います!ごくごく普通の一般平民です!これはその、田舎から出て来て・・・そう!都会の人達にバカにされないようにって、親が用意してくれた一張羅なんです!」
「ふ~ん、親御さんが精一杯奮発してくれたってわけだ。」
「えぇ、そうなんです。」
「アンタいくつだい?」
「へ?」
「歳だよ。」
「あ、22歳です。」
「22?!22歳にもなって親の脛齧ってんのかよ!!呆れたな。」
オッサンは心底呆れたという顔をして俺を見る。
「あ、あの、その・・・物凄い過保護な親でして・・・ハハハハ。」
「まぁそうなんだろうな・・・22にもなる息子に、わざわざ一張羅準備して渡すなんざ、相当甘やして育てて来たんだろうよ。」
「た・・・たぶん?」
「なんか兄ちゃんパッとしないし、世間知らずの箱入り息子みてぇだし・・・変な奴に騙されんなよ?」
基本、良い人なんだろう。
見知らぬ俺を心配してくれているようだ。
「あ、はい。ありがとうございます。気を付けます。」
ヘラヘラ笑いながら、俺はその場から逃げる様に離れた。
「なぁ・・・この世界の成人って・・・何歳?」
俺は誰も人が居ない所に来てから、出しっぱなしにしていた情報ボードに問いかける。
『この世界では15歳で成人です。』
「なるほど。そりゃ確かに22にもなって、親に一張羅もらってたら過保護の甘ったれって思われるわな。」
この世界で冒険するにしても、もっとこの世界の一般常識を知らないと、色々問題がありそうだ。
「なぁ、この世界の情報というか常識というか、そういうのって教えてもらえるのか?」
俺がそう問いかけると、情報ボードに次のように表示が出た。
『この世界について
・貨幣の種類や物価について
・物流について
・職業について
・言語について
・世界情勢について
・その他
知りたい事を選択して下さい。』
「えっとじゃあ貨幣はさっき見たから、2番目の物流について?」
『この世界の物流
この世界の物流は行商人により、様々な物資が
運ばれ売買されています。
日用品、食材、調味料、衣服、武器、防具など
ありとあらゆるものが行商人によって取引されて
います。
一般的に運搬は行商人の徒歩か馬車によって
行われており、護衛として冒険者などが同行して
いることが殆ど。
そのため、基本的に冒険者への護衛任務に対する
報酬も売買される商品の価格に上乗せされています。
大きな港町などでは、遠方の品が船で運ばれ売買
されていますが、護衛の冒険者への報酬に加え、
船舶の維持費や船員への給与なども商品の価格に
上乗せされるので、とても高額で取引されています。』
「ふ~ん・・・空路っていうのは無いのか。」
俺は独り言のようにそう呟き、一旦情報ボードを消した。
とりあえずは、ゆっくり落ち着きたい。
宿を探そう。
たしか情報ボードの内容では、この村には宿は1軒だけとのことだし、誰かに聞けばすぐわかるだろう。
もう一度先ほどの広場に戻り、買い物中のオバサンに声を掛け「宿屋はどこにありますか?」と尋ねると、村の高台のようになているところに、1軒だけポツンと経っている建屋が宿屋だと教えてくれた。
礼を述べて早速宿屋へと向かう。
「はぁ・・・これでようやく落ち着けそうだ。」
帰宅時間が19時ごろだったことを考えると、そこからこの村まで徒歩で3時間・・・単純計算で俺の身体的には21時過ぎまで動き回っていることになる。
身体が相当重怠い。
宿屋の中に入り、カウンターらしき場所に立っていた女性に声をかけた。
「すみません、こちらに泊まりたいんですけど。」
「いらっしゃい。一泊2食付きで300コールだよ。」
「えっと、暫く滞在予定なので、10泊くらいお願いしたいんですけど。」
「それなら3000コールだね。」
「はい、これで良いですか?」
俺は鞄の中の布袋を開けて、小銀貨を3枚カウンターに乗せる。
「はい、ちょうど3000コールね。食事にはまだ早いから陽が落ちた頃にこの左横のホールに来てちょうだい。夕食や朝食はここのホールで出すから、奥のカウンターで部屋の鍵を店の者に見せてね。」
女性はカウンターの左横にかなり広く場所取られ、いくつもテーブルや椅子があるホールを視線向ける。
どうやら食堂や酒場のような場所になっているようだ、ホールの奥にバーカウンターのような場所があり、さらにその奥に厨房らしきものも見える。
「あの~、トイレとかお風呂は・・・」
「トイレは1階の、この階段奥にあるよ。風呂なんてお貴族様じゃあるまいし、あるわけないよ。店の裏に井戸があるから、身体を洗うならそこで水組んで洗っとくれ。」
やっぱり風呂は無しか・・・しかも井戸水で洗えって、風邪ひきそうだ。
身体を洗うにしても、タオルとかいるなぁ。
この世界にタオルって売ってるのか?明日中央広場の店で探してみよう。
トイレが共同なのは仕方ないとして、まぁ、この文明の低さからしてボットンなのは間違いないよな。
臭そうで嫌だなぁ。
「わかりました。夕食まで部屋で休んでていいですか?今日は朝一からずっとここに来るまで歩き通しで・・・。」
何しろ俺の仕事は営業職、あちこちの御取引先や新規営業先を巡って、一日中歩きまわるんだ。
今回はそこにプラスして、大平原から3時間も歩き続けるという苦行付き。
「そうなのかい、別に構わないよ。はい、これが部屋の鍵。場所は2階の一番奥だよ。」
「ありがとうございます。」
俺は鍵を受け取ると、カウンターの右横にある階段を上り2階へと向かった。
「一番奥か。」
真っすぐ伸びる廊下に、5つの扉が見える。
どうやら5部屋あるようだ。
階段は更に上まであるし、先ほど外観を見た時にも4階まであるのは分かっていたから、恐らくこの上の階も同じような感じだろう。
一番奥の扉に鍵を差し込み捻ると、カチャリと音がする。
ノブを捻って扉を開くと、そこそこ広い部屋が見えた。
窓際に簡素なベッドが1つ。
その横に小さめのサイドボード。
壁に鏡があるところには、何もない台がある。
そして部屋の中央に小さめの丸テーブルと椅子が2脚。
「やっぱり部屋にトイレは無い・・・・な。共同ボットン確定〜。」
ファンタジーあるあるだな、と思いつつ、俺はベッドにバタンと倒れ込む。
「つ・・・疲れた・・・・。」
そのまま、俺はスーツのジャケットを脱ぐのも忘れ、すぐに眠りに落ちてしまった。
いつの間にか眠ってしまっていたようだ。
目を覚ますと窓の外は真っ暗。
そういえば、陽が落ちたら夕食だから下のホールに来いって言われてたな。
今何時だろう。
腕時計を見ると時間は0時の表示。
まぁ、これは俺がいた日本での時間だから、日本からこちらに来た時点で夜19時頃だったことを思うと、そこから5時間経過ってことだ。
徒歩で3時間かかってこのペイルに到着してるから、2時間くらい寝てたわけだ。
ベッドから起き上がり、鏡の前で適当に髪や服装をチェックする。
「貴族様とか言われたし・・・上着は脱いでいくか。」
俺はジャケットとその下に来ていたベストも脱ぎ、ネクタイも外して上着はシャツだけの状態で下へ降りて行った。
ホールの奥にあるバーカウンターで、鍵を見せると男の店員が「夕飯ですね。お待ち下さい。」とだけ答えて、厨房へと入って行った。
俺はそのままカウンターの席に座る。
酒も出してるようだし何か飲んでみようかなどと考えていると、プレートに食事を乗せて男の店員が戻ってきた。
「夕食です。」
「ありがとうございます。あの、お酒とかも飲めるんですか?」
「はい、別料金になりますが、夜限定で出しておりますよ。」
「メニューは・・・」
「エールかウイスキーになります。」
「じゃあ・・・エールで。」
「少々お待ちください。」
男が酒を用意している間に、プレートの上の料理を見る。
野菜や肉が細かく刻まれて(というか屑っぽい物が)入っているスープと、拳より1まわりくらい大きい黒いパンが3に切り分けられて乗っている。
その他、メイン料理らしき何かの肉を焼いた物と付け合わせの野菜らしき物が乗った皿に、根菜のような物をぶつ切りにした何かが小さな器に入れられている。
異世界料理・・・・だいたいこういうのって2パターンだよな。
食べたことが無い味だが、とても美味しい物か、素材の味しかしない残念な物か。
とりあえずスプーンらしき物を手に取り、スープを掬って口に運ぶ。
う~ん・・・後者だった。
素材の味しかない、しかも知らない味で塩味すら無い。
黒いパンを手に取り千切ろうとするも、かなり硬くて力がいる。
「なんっだこの硬さはっ」
やっとの思いで一口サイズに千切り、口に入れる。
モソモソパサパサな上に、なんだかちょっとゴリゴリ・・・堅い。
歯ごたえがあって~・・・とか言いたいけど、口の中の水分を全部吸い多少柔らかくなるが、それでもグニグニとしていて嚙み切りにくい。
モソモソパサパサな硬過ぎるグミみたいな感じだ。
こっちも素材の味しかしない。
この世界では調味料って存在しないのか?
「お待たせしました、エールです。」
そういって木製のカップに並々と注がれたエールが出される。
「おぉ~、来た来た。」
口の中の水分を全部パンに取られてしまったので、早速口内や喉を潤そうとエールを煽るよう飲む。
ぐっ・・・生ぬるい・・・。
しかも、腐りかけのバナナみたいな独特な匂いや風味がして、ほのかに苦い。
「はぁ~・・・。これは・・・ちょっと。」
自分が想像していたエールとはかなり違い、項垂れ落胆する。
ビールみたいな切れの良い味だとは思っていなかったが、エールと言えばフルーティーな香りがすると話を聞いたことがあったので、リンゴのような香りなのかな?と勝手に思っていた。
次はメインディッシュらしい何かの肉を焼いた物を、ナイフとフォークみたいなカトラリーを使い、一口大に切り分ける。
案の定、結構な硬さがあって切るのに少々力が必要だ。
切り分けた肉を口に入れると、特段鼻を衝くような嫌な獣臭は然程しないが、味わった事が無い味でやはりかなり硬い。
これは何の肉なのか・・・牛とも豚とも鶏とも違う、食べた事がない味、でも不思議と不味くはない。
しかし、これもやはり塩味もなく素材の味しかないなぁ。
ゴムのような硬さの肉を、長々と噛み続けて飲み込む。
「・・・・。」
とりあえず腹を満たすために、エールと全ての料理を無理やり腹に押し込め、自分の部屋へと戻った。
「はぁ~・・・腹は満たされたけど、心が満たされねぇ~・・・。」
これから大魔王を討伐するまで、毎日こんな食事なのかと思うとそれだけで気分が滅入る。
かといって俺は料理なんて出来ないし・・・。
「明日からは何すればいいんだ?」
ベッドにゴロンと寝転がりながら、独り言を呟くと頼んでもいないのに情報ボードが表示された。
『仲間を見つけましょう。』
「仲間って言われてもなぁ~・・・大魔王討伐に一緒に行く仲間って、決まってるもんなのか?」
『決まっていません。
自分で選んでください。』
「選んでくださいとか言われても・・・。そういえば、職業って項目があったな?」
『職業について
・特定職業
・天命職業
・一般職業
・犯罪職業
・その他
どれについて知りたいですか?
選んでください。』
「え~っとじゃあ、特定職業から。」
『特定職業について
特定職業とは、限られた才能を生まれながらに
持った者、或は神によって選ばれ特殊な運命を
生きる者の職業。
勇者、賢者、剣聖、神子、聖人、聖女、大魔王
などがこれに該当します。』
「は?大魔王って職業なのか??」
『そうです。』
「え~・・・・なんだよそれ。じゃ大魔王なんて職業自体無くせばいいんじゃねぇの?」
『大魔王はこの世界の理に大きく関わる重要な
職業です。』
「意味わかんねー・・・。大魔王なんて職業があるから、それを倒すために勇者って職業があるってことだってことだよな?」
『その通りです。』
「わざわざ大魔王を産み出す意味がわからん。」
俺のこの呟きには情報ボードは何も答えなかった。
仕方なく、話を進めることにする。
「他の職業・・・天命職業ってなんだ?」
『天命職業について
天命職業とは、生まれながらにして一定の
地位や運命を持っている者の職業です。
王族や皇族(王子・姫)、貴族(子息・令嬢)、
など、初めからある程度の将来が決まって
いる者です。』
「え?王子とか姫はまぁわかる、王族や皇族の場合は、例え跡を継がない立場でも、王子や姫であることに変わりないからな。だけど貴族の子供の場合はどうなんだ?跡取りにならない子供や、家自体が没落したなどで爵位返還とか爵位剥奪で貴族では無くなってしまったらどうなるんだ?」
『貴族家が没落した場合、その家の子息・令嬢の
職業は新たな職業選択をしない限り、職業無し
となります。』
「だよな~、普通に無職だよな。」
妙な納得をして、ウンウンと一人頷く。
「じゃ次は一般職業について。」
『一般職業について
一般職業は、誰でもなれる職業です。
農夫、商人、鍛冶師、漁師、狩人、料理人、
大工、薬師、医者、兵士、騎士、冒険者、
吟遊詩人など、多種多様な職業が存在します。』
「へぇ~・・・ようするに、生業を指すわけだ。ん?この世界って魔力ってステータスがあるってことは、魔法が使えるってことだよな?魔法使いとか僧侶とは何になるんだ?」
『僧侶は一般職業ですが魔法使いはサブ職業
になります。
この世界では魔法使いというのはあくまでも
メイン職業が冒険者、兵士、騎士などの
戦闘職系の職業の【サブ職業】となります。
僧侶は教会に組する人材を指す言葉ですので、
そのまま一般職業となっています。』
「なるほどなるほど。RPGゲームに出て来る戦士とかもサブ職業なのか。」
『この世界に戦士というサブ職業はありません。
戦士とは剣術士、斧術士、槍術士、拳闘士、
弓術士などの総称となります。』
「え、じゃあ狩人の場合どうなるんだ?メイン一般職業が狩人でサブ職業が弓術士ってこと?」
『そういう者もおります。
但し、弓術士というは単純に弓が扱える者を
指すのではなく、特別な技を習得した者の事
を言います。ですので狩人でもサブ職業が
弓術士ではく、赤魔術師だったり剣術士
だったりするのです。』
「それは剣も使えて弓も使えるって意味か?」
『狩人は弓を使って狩りをする者のこと。
道具として弓は扱える、という程度で戦闘
で必要になる技術はありません。そのため、
自分の身を守るために、サブ職業として
剣術士や赤魔術師といった職業を身に着ける
者が多いのです。』
「な、なるほど・・・俺からすると、どれもそのまま職業って感じなんだけどなぁ・・・ところで赤魔術師とか何?そんなに種類あるのか?」
『魔術師も、魔術系の技術を持つ者の総称
です。
黒魔術師、白魔術師、青魔術師、赤魔術師、
緑魔術師、黄魔術師の6つのサブ職業が
があります。』
「え、そんなにあるの?何が違うんだよ?」
『黒魔術師は攻撃に特化した魔術が使えます。
白魔術師は治癒や回復に特化した魔術が
使えます。
青魔術師は魔物の特殊能力を一定まで習得
して使えます。全てを習得することは出来
ません。
赤魔術師は黒魔術と白魔術の両方が使え
ますが、専門である黒魔術師や白魔術師
ほど高威力な魔術は使えません。
緑魔術師は自然界の力を利用した魔術が
使えます。
黄魔術師は身体強化や魔法強化などの
支援魔法が使えます。』
「そうなのか。魔法使いが攻撃魔法、僧侶が回復魔法や治癒魔法っていう、ゲーム知識はあまり役に立たないな。で、あまり良い事無さそうな犯罪職業っていうのは・・・。
『犯罪職業について
犯罪職業とは、当然犯罪を生業と
している者達です。
盗賊、山賊、海賊、殺人者、詐欺師、
放火魔、強姦魔などが該当します。』
「デスヨネ~・・・。で・・・えっと、最後のその他って何?」
『その他の職業について
自分の得意とすることを自ら職業として
確立し名乗る者がいます。
研究者、発明家、収集家、好事家、占い師、
賭博士、遊び人などがそれに該当します。
一般的な職業ではありませんが、自らを
その道の専門家とした者達です。』
「あ~、はいはい。なるほどなるほど一般的には理解されがたい信用の薄い怪しい職業の方々ね。で、仲間を集めろって話だけど、大魔王を討伐に行くのに、農夫とか料理人とかであっても、サブ職業が剣術士や黒魔術師ならいいわけか?」
『選ぶのはあなたです。
仲間に選んではいけない職業は無く、
人数制限もありません。』
「・・・じゃあとエッチ大好きな美人お姉さんと賭博士と盗賊とかでもいいと?」
『選ぶのはあなたです。』
「人に勇者の運命押し付けておいて無責任すぎじゃね?てか、俺自身が苦労するのが目に見えてるから、普通に一緒に戦えそうな職業の奴を探して選ぶけどさ。あ~、でもエッチ大好きな美人お姉さんは俺のモチベUPのために居てくれてもいいかも。」
はぁ~っと溜息をついて、情報ボードを消す。
「仲間探しか~・・・そういえばこの村に冒険者ギルドみたいな所無かったな・・・。どうやって探せばいいんだ?ま、明日村人にでも聞いてみるか。」
考えることに疲れた俺は、そのまま目を閉じてまた眠りへと落ちるのだった。
最後までお読みいただきありがとうございます。
相変わらず説明長くてすみません(汗)
もう少し説明っぽいの続きます・・・