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雷の覇者  作者: 悠奏多
2/15

プロローグ

皆さん初めまして、作者の悠久です。

まだまだ拙い表現、文章が多くあると思いますが、よろしくお願いします。


 ズガンッ

 

 切り立った大地に雷の槍が突き刺さる。その先端には串刺しになった黒い異形。それは言葉にはならない雄叫びをあげて動きを止める。それと同時に槍も霧散した。

 

 1体の異形の死体。否、よく見ると周りには無数の、それと同じ物体が転がっている。串刺し、焼死、斬殺、撲殺、溶解、中には死体すら残らないものもいたのだろう。障害物がなく見渡せる空間に、それらは広がっていた。

 

「あいつらは何とかやったようだな」

 

「ええ、そうみたいね」

 

 見渡す限りの岩場、植物などない。空は黒ずんでおり光など数えるくらいしか存在しない空間。無数の異形の死体の中心、そこに2人の男女がいた。その2人の背後には歪んで、まさに閉じようとしている見慣れた世界。2人は閉じゆく世界の未来を思い浮かべつつも、信頼のおける仲間たちに任せることを決意する。自分たちのやるべきことは他にある。

 

「これで未来は繋がった。俺達の役目も、もうすぐ終わる。すまないな、こんな終わり方で」

 

 男は肩の荷が下りたかの様な清々しい表情で言う。しかし、その体は違う。全身に無数の切り傷を負い、背中には致命傷になってもおかしくない3本の爪痕。右手にいたっては付け根からなくなっている。それだけの傷を負いながら左手に自らの武器である刀を持って立つ姿は、万人の理解を超えた存在と言えるだろう。

 

「生き残った魔導士の避難はすべて完了。これで戦争も終わる。あなたと一緒なら、こんな終わり方も悪くないわ」

 

 対する女も全身に傷を負っている。男ほどでないにしても、もはや闘える余裕などないように思える。だがしかし、右手のレイピアを握りしめ闘う姿勢を崩さない。自分たちの最後の役目、時間稼ぎが終わるまでは……

 

 その時、視界の片隅で黒が蠢く。それらはどんどん増殖し、視界を埋め尽くすほどになった。それらが2人めがけて、否、背後の閉じゆく世界をめがけて押し寄せる。

 

「来たな。最後の仕上げだ。もう何も言わない、最後まで俺について来てくれるか?」

 

「当然よ。アナタこそ、私についてきなさい」

 

 おそらく最後になるだろう言葉を交わし、2人は再び戦闘態勢に入る。瞬間、男からは雷、女からは風が吹き荒れる。それらは2人の周りで混じり合い相乗効果を生み出す。どんどん強く、早く、敵を殲滅せんと威力を増していく雷と風。

 

 それは嵐。

 

 風で薙ぎ払い、切り裂かれ、雷で焼かれ、塵と化す。人智を超えた力の行使。

 

「はぁぁぁぁぁぁぁあああ」

 

 そのまま2人は異形の軍勢に突進を仕掛ける。その背後では見慣れた世界が姿を消したところだった。

 

 

 

 大昔、人間と悪魔がいた

 

 悪魔は巨大な力を持ち、人間を排除しようと動く

 

 人魔戦争のはじまりである

 

 力のない人間はそれに対抗するために力を生みだした

 

 魔導

 

 戦争の中で磨かれていった魔導はいつしか悪魔と渡り合う程の力をもたらし、魔導協会が設立される

 

 しかし戦況は人間が不利

 

 そんな時、魔導を極めし7人が立ち上がる

 

 7人は1人1人が悪魔の軍勢と渡り合う程の使い手であった

 

 しかし所詮は個人の力、全体を守るのは難しかった

 

 そこで7人はある手段を用いる

 

 悪魔を魔界に人間を現界へと別ける大魔導

 

 それを見過ごすほど悪魔も愚かではない、全軍での攻勢に打って出る

 

 大魔導を5人で、残り2人と多くの魔導士は命をかけて5人を守った

 

 こうして大魔導は成功する

 

 2人の犠牲と引き換えに

 

 後にこの7人は尊敬の念を込め七聖と呼ばれる

 

 そして現在、魔導協会の最高位の魔導士に称号として与えられる

 

 今代の七聖は

「神風」「獄炎」「水鏡」「金剛」「茨姫」「無影」

 

 そして「瞬雷」

 

 これは最年少にして七聖の一人となった少年が紡ぐ物語。

 

 待っているのは安穏とした世界か、はたまた狂気と混沌にあふれた地獄か

 

 世界の行く末は、未だ分からない


まだまだプロローグですが頑張っていきたいと思います。


作者は就職活動や卒論があるので更新は遅くなると思いますが、頑張っていきたいと思います。

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