正解だと思うが 何か引っかるな
「欲を描かないということも大事だ
赤河童殿の部隊はアカデミと一体で軍事組織
役割分担をして 先程の地獄の組織と同じにしておる
アカデミとやらに優秀なのがおるのであろう
妖怪 好き勝手やりたいが 食わすことも考えて
アカデミと結んだ赤河童殿
外はソレでいいが 里では苦労しておるみたいだがな」雷虎の次兄
「それじゃ まさしく外はアカデミが頼りになる
里に将校を一人派遣してくれと頼んだが
『寝言は寝て言ったほうが良い 我々は現状分析が出来る』
一蹴された」赤河童
「爆笑じゃが、よく見て分析して断る
アカデミ殿は信用できるな」三九郎さん
一旦落ち着いたと見て タスクの整理とスケジュール再確認に入る鷹
真美ちゃん書記になって ホワイトボードに書き込んでいく
由佳ちゃん 動画撮影音声の録音 天井の360°カメラと広角2台 マイクを操作
「よし ここまでの課題を整理しよう
①虎道さんは大人しく帰ってくれた
②九尾の狐の静さんは落とし穴付きだが虎道さんに付いていった
③落とし穴は 妖狐さんと鶴さんでフォロー
この3つが解決した ここまでは良いか」
「うむ 良い結果で」と長達
「べトコンの集合の件に 行こう
雷系も揃った 主要な妖怪全員に 周知徹底できた これは?」鷹
「いいと思う 雷獣も雷狼も雷系一族もショボいのも スライドを見に来た
この件で来てないのは ヌケサクだから切り捨てて良い」雷虎
「九尾の狐さんや鵺の長から雨傘まで来たからな 俺も来たし」鎌鼬
「じゃぁ ちょっと一筆書いといて ベトコンの人数もな
中京本番は 基本は長一人だ
その他の配下と行く件は桑原くんと相談
真美ちゃん任した」鷹
妖怪の長達が東海陰陽師に11月20日に来たこと
3月のベトコンの会の前の1月の赤河童さんの宴会に出席又は
きちんと欠席届を出す 何方もしなかった妖怪はベトコンの会に
呼ばれなくても文句は言えない
突発で来た場合は あれば食べれる なければ本店へ自分で行く
以上相違なし 真美ちゃんの書いた書面に署名していく
「配下と行く件は、なぜ桑原くんとやらなのだ」鵺の長
「桑原くんの名と顔を売る」鷹
「ホントのトコを」カエル
「長達と親交を深めてれば自動的に対妖怪耐性も上がり
陰陽師としての格も上がり 人の怨霊など簡単に蹴散らせる
これで 敦子ちゃんと結ばれた時の資金を自分で稼げる
良いと思わないか 仲人は武一郎さん 師でも長でもある」鷹
「まだ 何かあるんだろ 言わないのか」慈氏如来
「しかたない
牛鬼の里の機織りの工程改善をしてデートする時間を捻り出した
この実績がある 里を作る系の長達の悩みを桑原くんの目で見て
桑原くんで対応できるなら 桑原くんにやって貰いたい
俺も 楽が出来れば楽をしたい方なんだ 育てば更に嬉しい
以上 正直に話した」鷹
「正解だと思うが 何か引っかるな」鵺の長 三九郎さん
「それは 鵺が里を作らぬから 実務として長の役割が少ないからだ
毎度 お気楽にやらかされ 長の裁定 日に5件も喰らってみよ
こっちが泣きたくなる」 お気楽にすもうをとるカエルの長
「2段階 揉め事を作らせない桑原くん 揉め事になったら捌く研二
副長の武三郎までお気楽にやらかす これでも里が廻っており
東海陰陽師殿に頭が上がらないが それでも 日に5件の揉め事を
裁定するよりマシじゃ」牛鬼の長の武一郎さん
一斉に頷く 里を作る系の妖怪の長達