「ちょっといいですか」怒気を丸出しの由佳ちゃん
「ちょっといいですか」怒気を丸出しの由佳ちゃん
「はい??」となる皆
「ここに ピチピチの10代女子が居るのですが」
人も妖怪も ビンタの前にこっちが来たか どう往なすかお手並み拝見
「うん 居るけど 腹筋が割れてて6パッドで筋肉美系だよね
私は爺で ぽっちゃり とか ぽちゃ が好みでなのでね
ぽちゃりのプニッとした三十路前のお局様を口説いてるんだ」虎道さん
往なしたはいいけど 後半で連発したワード 思いっきり喧嘩を売ってる
ドキドキする一同 しかし、そのワードがツボにはまり落ちる九尾の狐
「静と申します お世話させて頂きます
あと そこの10代候の若い娘 怒ってはダメです クソババア一直線です
妬み嫉み 八つ当たり お局様にも成れませんよ」
国を滅ぼしてきた大妖怪に クソババア一直線と説教を喰らう18の由佳ちゃん
その場の一同 笑いも出なく なにか言うと巻き込まれる 沈黙は金と黙る
「いい女を口説けた 生活安全課のクソババアみたくデカイ態度で横柄な女は
要らない こうお互い様で一緒に暮らしていくのは
男も女も妖怪も属性は関係ないからね
むさいおっさんで掃除も出来ない家来を 国元に追い返す名分も立った」
「しかたがない 九尾の狐の静さんが頑張ると大迷惑
私ら妖狐一族でお手伝いさんに」
「え、家事はバリバリに出来ますオーラなんだけど」虎道さん
「九尾の狐の静さんの本人の申告ですし
「実力の勘違い」とか「テーブルが違う」というか
静さん本人は、出来る出来ていると思い込んでいます
この事例は 知って見えますでしょ 私らは 似たような狐の妖怪
さんざんな風評被害を受けております なのでコレ以上は困り果てますので
私の一族で 実務をやらさせて頂きます」妖狐
「え??」静さん
「ご自覚を 妖怪としての格は 九尾の狐 最上位で比べるのも烏滸がましい
でも 家事一般 特に掃除 私らまでダメとみなされ ええ迷惑です」妖狐
「ひょっとしなくても 俺は『また』やらかした?」凹む虎道さん
「そう凹まなくても 九尾の狐の静さんには 皆さん騙されますから
その上で先程の能書き あれを聞けば 皆さん出来ると勘違い
実態を見て呆然となります 差別化のために妖狐一族は家事全般も料理も
頑張りました 夕方には精鋭を行かせます」妖狐の長
「それも信用できないわ
うちの一族より一羽派遣します」鶴の恩返し妖怪
「結果は成功だ 家事全般に食事も妖狐に鶴に任せれる
出来れば午後には来て欲しい 散らかってホコリマルケ
このプニっとした膝枕も綺麗な部屋で楽しみたい」前を向いた虎道さん
九尾の狐と消えていく
「今 九尾の狐の静さんを口説き落として消えたのが
お隣の虎道さん 九尾の狐は彼に付いた
串田さん それでもやりますか うちは手を引きます」鷹
「ココに残った皆さんで 戦えば」串田本部長
大和署が廃墟にされたのが堪えてる