暴きにいって 敵対するのは愚策と
「報告書 ありがたく頂いて帰ります」
御飯も食べずに慈氏如来は帰っていく
美味しい出前のうなぎを頂き
鷹さんが遠野で河童から貰ったというお酒を頂く
ツマミはモロキュウにキュウリの柴漬けに
キュウリの・・・・ キュウリ尽くし
続いて出てくるナマズの蒲焼
「これも赤河童さん自ら捕まえて捌いて焼いたやつ」
「これもって事は キュウリも遠野の産ですか」
「星熊童子君が 使いっぱになって
酒とキュウリをナマズを持って飛んできた」
「それはそれは ご馳走を頂きます」
「そろそろ 教えてくれませんかね」鷹
「なにをですか」
「ご正体をお訊きしたい ウズメに入れた説教
感服ですがそれだけじゃない」鷹
「今ね 家来をね国元に追い返してる最中で
小隊長達7人が諦めて配下になってくれたので
家来も諦めて帰ると思うんですよ それまでは
『八大地獄の組長を小隊長にしたい男』これでどうです
それでは ご馳走様でした」
帰っていく虎道 すぐお隣だが
「どう思う 青い炎を使いこなす実力
神刀を持ってしても 73でシミにされる
しかも八大地獄とやらの
現地業務量調査と改善提案までして 通した報告書
業務改善とかは 仕事で嵌められてやっていたと
愚痴ってたからその筋のプロ」鷹
「神の系列には 見当たらないのです
そもそも 仏法系の僧佉の炎を使い熟すのは仏様の系列
でも慈氏如来さんも知らない様ですし
仏力法力はまるで感じられない 底が見えてるのに 其の底で熟す
向こうからお話になるまで 今までどおりお隣づきあいで」弟橘姫
「暴きにいって 敵対するのは愚策と 理解った
しかし 全然そんな気配はなかったのに」鷹
「貴方だって 泰山があの祠に来るまでは かなりおかしな一般人
虎道さんなら 仮の底を見せてるだけで 静かに暮らせます」弟橘姫