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ここで感覚合わせをして60±3gまで追い込んでいく

庭に通じる引き戸を開けて 庭からトボトボと出ていくバドスーツ美人

捲れ上がって お尻のパンツ丸出し

庭から見えるので 引き戸から顔を出して三人で見てると

俺ん家から20m向こうの町会の祠に行くバドスーツのミニスカワンピ美人

祠から狩衣の人が出てきてミニスカワンピ美人のスカートを直してから

コンコンと説教を始める狩衣


「後は泰山たいざんに任せればよろしいかと」

公称20の見た目16候の弟橘姫


戻ると 茶釜の音が絶好調で鳴っている


「温度は?」


「97℃ 泡が出て沸いてきてる」高崎さん


急いで 柄杓で湯を減らし 水指から水を汲み 茶釜に水を足す

水温が87℃まで下がると 茶釜の音量は下がるが 鳴っている

電熱器にて再度加熱していくと音量も上がっていく


「この液温の測定で温度計の反応が鈍くて 温度が不明で」虎道


「凄い凄い」大はしゃぎな高崎さん


「京都府の農業課は 70〜80℃のお湯を2回に分けて入れる

 デカイ流派は柄杓で一度に入れる 今日はこちらで点てましょう」

 

椀を3つ並べて 順に重量計に乗せて 60g×4×3椀 と入れていく


「それは?」


「ド素人 柄杓で、いきなりでは60gの投入は無理

 ここで感覚合わせをして60±3gまで追い込んでいくのです」虎道こどう

 

「ほを ほを」


「湯のステ場は使いにくい椀 これに入れて茶筅の湯均しはそこでやる」


「ほを ほを」


湯を捨て 重量計に乗せて 風袋を引いて

自分の粉をナツメから茶杓で入れる


「俺の茶は」


「いくら良い茶でも初めて使うのは冒険 量と温度の関係が不明

 直行配列でしか見てませんが この粉だと2.7gで美味しい」


「ほを」


「菓子を頂きましょう ごちそうさまです」

 と竹の菓子入れに乗せた菓子を廻して頂く


茶を点てて高崎さん夫妻を饗す


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