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道公会も芋引いた 怒らせた相手が悪すぎる

ヤクザと婿を叱り飛ばす 37の補正下着美人 伊達にお嬢様ではない

そうは言っても 約束手形の300億は切るにしても 大変だし

市議レベルでは 輪ゴムと王道はキツイ でもやるしか無い

手を出す相手を間違えたのは自分 

柄元とソノ宮の調子こいたのに乗せられた自分が悪い


すぐに柄元の後援会長の金物屋に乗り込んで社長を呼び戻し夫婦を叱る

「このヌケサク 相手を見てやれ 大和一家はシミになったぞ

 道公会も芋引いた 怒らせた相手が悪すぎる

 

 しかも 銀龍の鷹とは、隣人で友人だ 少しは調べろ

 お前と後援会 全員の全財産 全部換金して明日までに

 スーツケース10個のブロマイドの輪ゴムを用意しろ」

 

次は金物屋の事務所に陣取り 柄元の後援会長に電話を掛けさせて

逃げた市議の事務所=自宅 と 後援会長に脅しを掛けていく

車椅子に座った フル補正下着を着た人間犬は免れた37才

 

市議やヤクザを放り出して家に帰り 物置に工具などを仕舞う

木刀は玄関の傘立てに仕舞う ポン刀の登録変更しないとな

部屋に入り 風炉の炭を焚く準備を始める


茶道の動画サイトを見ると くぬぎ炭らしいが 俺は岩手切炭だ

灰に乗せてカセットボンベのバーナーで炙って 火を付けていく

でも 炭の量と火力がまだ掴みきれていない

灰が問題だ 無ければブロアーで送風して燃やせるが送風で灰が舞う

やらかした時のバックアップで予備の風炉に電熱器をセットしておく


ガスレンジとヤカンで湯を沸かし

2Lと1L×2のポットに湧いた湯を入れる と

クソ煩いロータリーサウンドと盛大にブレーキ鳴きを響かせて止まる車


高崎さんだ 全部公認とか 能書垂れてたけど

あのブレーキ鳴きの音圧を測定されたら捕まるだろと思うが

ブレーキ鳴きの音圧は車検に関係ないから 公認は取れるのか

減衰率の高いカーボンロータなのに何処から音がでてるのかは謎だ

今度訊いてみよう


無線式のキャリアを握り

「どうぞ 開いてます 入って左の引き戸を」と怒鳴ると

玄関の横に設置してあるスピーカーから 声が響く


入ってきて 見ている 高崎さん夫婦

「温度計がね安物で反応が鈍い 高崎さん速いの持ってませんか」


「熱電対は 俺の秘蔵のCAの0.3を持ってきた

 測定器も100rpsで測定可能」


「助かります 行ってみましょう どうします?

 湧いた湯ですぐに鳴らすか

 時間がかかっても 鳴き出すのを見ますか」

 

「湯からで」弟橘姫


「ばかな50℃付近からで 初動を見たい」高崎さん 実験屋の本懐


「間を取って ポットの湯を2L入れて 様子見からで」


風炉に窯をセットして 1Lポットを2本入れる 温度が60℃と低い

茶釜の熱容量で下がったようだ

高崎さんは茶釜投入前のポットの湯温は測ってる


「うん これだけの鉄の茶釜 熱は食われる」高崎さん


「もう少し 温度の高い湯を入れますね」

  サーモスの2Lポットから1Lの湯を足す


70℃までしか上がらない 弟橘姫さんは 退屈してきたが

 高崎さんはじっと温度計の表示を見つめてる


が 炭の熾火の風炉 温度が上がらない


「申し訳ない まだ炭は始めたばかりで 適正量が読めないのです

 こちらに代えましょう」

と電熱器の風炉に 茶釜にリングを掛けて移動する


「虎道さんでも・・」高崎さん


「お稽古先の大先生の所でも でかい茶事でもないと電熱器です

 本物のクヌギ炭は超貴重なので 私のような下手クソでは

 炭に申し訳なくて それでも岩手の生産者さんの炭です」


「ふむ いろんな落とし穴が おもしろい」高崎さん


「それとですね 湯の量もね 適正じゃないと鳴らないのです」


高崎さんの目が本気で 湯の量や温度計に向かった

電熱器の熱量で湯温は上がっていく

82℃付近から かすかに茶釜が鳴き出す


「うおおおおおおおおぉぉぉぉ 凄い」高崎さん


85℃ 茶釜の鳴きが響いていく

電熱器の安定した熱量で温度95度まで上がる


「こんな仕掛けを 釜師とはすごい

 それを見つける虎道こどうさんも凄い

 流派で大天狗の三郎さんの手前の時には気が付かなかった」高崎さん

 

2023年 12月 31日 更新予定


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以上がんばります

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