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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ゴミと呼ばれた転移魔人 〜チート魔眼で記憶を取り戻し、建国冒険譚〜

作者:しきな
何気ない日常だった。
父と母と、双子の兄弟。そして、無邪気な笑顔の妹──そら。
笑い合い、喧嘩をしながら、明日を信じて生きていた。

だが、父・彰人が関わっていた国家プロジェクト《暁》は、その平穏を根底から壊していく。
彼が脱退を決意したときから、すべての歯車は狂い始めた。

「何かあったら、この山に埋めたものを使うんだ」

訳も分からぬまま、陸斗は謎めいたキューブを託される。
そして──世界は崩壊した。

空を覆う閃光。
炎を撒き散らす隕石群。
呑まれていく街、砕け散る希望、掻き消されていく家族の声。

「そらぁあああああああああああっっっっ!!」

声にならない叫びの果て。
陸斗は異世界で目を覚ます。
そこに家族はいない。名も、過去も、なにもかも覚えていなかった。

彼は“ゴミ”と呼ばれ、奴隷として15年を生きた。
飢え、蔑まれ、打たれ、人格も尊厳も失い、ただ生きて死ぬことを待つだけの存在。
それでも──なぜか胸の奥だけが、ひどく痛んでいた。

そんな彼に、ある日差し伸べられた温もりがあった。

「もう、大丈夫ですよ」

彼の手を両手で包み、そっと抱きしめた者──それは、エルフ族の女王・エクリオン。

奴隷の汚れた手を、ためらわず握りしめた彼女のその言葉が、
陸斗の中に眠っていた“魂”を、たしかに震わせた。

絶望からの再生──その始まりは、たった一人の“手”だった。

記憶をなくしても、名前を奪われても、
それでも消えなかった、愛された記憶の残響。
少年はやがて立ち上がる。

あの日、妹と交わした約束の続きを果たすために。
もう一度、“自分”という存在を取り戻すために──
エピソード0
ep.0 家族のはじまり
2021/06/29 21:06
プロローグ
1話 暁
2021/06/29 21:09
2話 異世界転移
2021/06/29 21:15
ー 幕間 ー
3話 神素
2021/06/29 21:17
第1章 記憶の邂逅
4話 奴隷
2021/06/29 22:13
5話 商談
2025/06/10 21:00
6話 地下牢
2025/06/12 21:00
7話 赦し
2025/06/16 21:00
8話 一瞥
2025/06/20 21:00
11話 名前
2025/06/30 21:00
13話 戦闘狂
2025/07/07 21:00
14話 反撃
2025/07/11 20:00
15話 奴隷
2025/07/14 19:00
16話 叫
2025/07/18 20:00
17話 宣言
2025/07/21 22:00
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