改8話「船の旅」
・いつ
女神暦818年5月2日
・どこで
ハルシュタイン王国→ルーデンドルフ帝国に向かうガレオン船、海の上
・誰が
リアーナ、ドミニク、ゲルダ、船員
・服装
リアーナ→白地のローブ(木綿製)、ローブの上にエプロン(絵画用)→青のドレス
ドミニク→鍛冶屋っぽい格好、白いシャツに茶色いズボン
ゲルダ→お針子っぽい格好、茶色と緑の普段着用のドレス
・帆船
ガレオン船
1日120キロ進む。
乗船人数500人程度(最初の設定では帆船の定員を知らず、5000人程度乗れることにしてました。変更しました)
・ハルシュタイン王国→ルーデンドルフ帝国、船で5日。
1日120キロ✕5日=600キロ。
5月2日ハルシュタイン王国の港から出港
5月7日ルーデンドルフ帝国の港に着く
澄み渡る空、穏やかな碧い海、海を渡る爽やかな風。
船の周りを飛ぶカモメの声が心地よい。
「リアーナ、何をしてるんだい?」
「ゲルダさん。
海神ニョルズに航海の安全を祈ってました」
聖女の職は辞しましたが、海に住む魔物から船を守るくらいはできるはず。
そういえば、お城にいるときニョルズ神の絵も描いた。
あの絵はどこに飾られたのでしょうか?
お城では見かけなかったわ。
ニョルズは海の神なので、海に関係のある場所に飾られている可能性はある。
持ち出せないのだから、気にしても仕方がない。
「リアーナは信心深いんだね」
「いえ、そんなことは」
ドミニクさんとゲルダさんに出会い、幸運にも船に乗せてもらった。
私にできることをしたかっただけです。
「忘れてた。
ご飯の時間だから呼びに来たんだった」
「ありがとうございます」
ドミニクさんとゲルダさんに出会ってすぐ、ブルーメ大陸行きの船に乗った。
出港ぎりぎりだったけど、なんとか間に合った。
「良い風が吹いてるし、波も穏やかだわ。
この分だと、予定より早くブルーメ大陸に着くかもね」
「本当ですか?」
そうだったら嬉しい。
アル様に早く会いたいから。




