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地下エリアAG-57

作者: ねこじた

人類は遠い昔大きな争いをしていたと、爺ちゃんが言っていた。爺ちゃんも自分の爺ちゃんに聞いたと言っていたのでどれほど昔の事なのか見当もつかない。


そしてその争いのせいで人間は地下に暮らすようになった、らしい。地上が汚染された生活できなくなったからだ。


そもそも僕は地上を知らない。

海という塩っぱい巨大な水溜りや今俺たちを照らしている電球よりも遥かに大きい電球が世界を回っていたらしい。食べられない植物もその辺に生えていたのだというから驚きだ。しかも電気なしに行っていたという。電気なしに風を起こし食べ物が取れ明かりがつくなんて多分爺ちゃんはボケていたに違いない。絶対にあり得ない。


地下に逃げたのはそんな大昔の話だからに最近はこのエリアもガタが来て地下水エリアの水が天井から漏れてくるし発電エリアの青い光まで日中は漏れてくる。終いには発電エリアの空気が天井から吹き付けてくる。でも奴らエリアの管理者は不具合はないの一点ばりだ。


そんな生活だが僕にも夢がある。

星という光を見て見たいのだ。

綺麗で心が奪われる光だとお婆ちゃんが言っていた。お婆ちゃんもお婆ちゃんに聞いたと言っていたが爺ちゃんと違って信用できる。星について耽っていると消灯の時刻になったので寝る場所を探した。「ここにするか。」

ここは地下水エリアの水が垂れてくる危険性があるが不思議な光漏れを見る事ができる。光が動くのだ。今日は大きな光漏れまで動いてる。光を追いながら星をいつか見たいなと考えてるうちに深い眠りに落ちていった。


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