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爆縮と体温の機知(8)

抑揚の忘れ物

昨日、忘れたことを

二年後に思い出したりする

人の身体の中に出来た物を

消そうと思って

消すことは出来ないらしい

消そうと思ったことを

なんとなく覚えているからか

それは悪巧みでも何でもなく

必要なことだった筈だ


肝心な部分を

忘れてしまうことがある

必要では無いことなのだが

必要だと思わなかったらしい

どうでもいいことは

明確に覚えているのに

どうでもいいことの方が

人間には必要なのかもしれない

明るくもなく

暗くもないなら

深層に居る自分が

好きか嫌いかってことだろうから


抑揚のない毎日だと

人は勝手に抑揚をつける

記憶の有る無しは

対人関係で抑揚をつけられる

無理矢理に曲を作っているのか

分からないままに

曲を作っている

ありきたりなイライラも

いつか浮上するのだろう


誕生日、付き合った日

結婚記念日、初めての〇〇

どれが要らない物に選ばれるか

どれも必要な物だと

理解しているのか

忘れ物は必ずあるから

人は過去を変えたいと思うのだろう

夕刊と朝刊の間に

あの家で何があったのか

一番近くに居る観察者は

今日も素直な傍観者


抑揚のない毎日だと

人は勝手に抑揚をつける

記憶の有る無しは

対人関係で抑揚をつけられる

無理矢理に曲を作っているのか

分からないままに

曲を作っている

ありきたりなイライラも

いつか浮上するのだろう

その時に沈めた物は

一体、何だったんだろう

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