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テレレレッテッテーン!!俺は木の棒を『二つ』手に入れた!!!!!

 よろしくお願いします。



 異世界に転移しました。


 な、なにをいっているのか分からねーと思うが、俺も何をいっているのか分からん。




 でも、転移しちゃったものは仕方ないよね!是非も無いよね!!


 と、いうことで、取り敢えずそこらへんにいるスライム殴って経験値得ました。


 スライムは流動体ではあったが、不思議と物理的に殴る事が出来たし、ちゃんと倒す事も出来た。

 べちょべちょした感覚だけ嫌だったけど、そこら辺の草で拭えばいいか。

 更に、スライムを倒した後には、お金と思わしき銅貨が落ちていた。


 ああ、やった。


 どうやら寝る前の腹筋20回の習慣が功を奏したようだな。

 スライム倒すなど朝飯前ということだ。


 何か魔法使わないと倒せなかったり、そもそもスライムに殺されてTHE ENDにならなくてほっとした。

 お金がモンスターからドロップする系で助かった。

 取りあえず宿賃を稼ぐことから考えよう。




 3匹倒した時点で、銅貨以外のドロップアイテムを確認した。


 木の棒。木の棒だ。


 あれなの?このスライムは王様的なポジションなの?セーブポイントなの?


 まあいいや、取り敢えず木の棒でも武器は武器だ。


  テレレレレーン!


 脳内に、分っかりやすい音が響き渡る。

 それと同時に、はっきりそれと分かるウィンドウが表示されている。



 -ケンイチ―


 LV2


 ATK:3(+2)

 DEF:2

 AGL:5

 PHYSICAL:20/20

 XXX:??

 XXX:??


 装備枠:1/2


 固有魔法 : ”空間魔法 ” 

 ポケット数 : 0/XXX




 なるほど、なるほど。

 何となくわかる。


 ATKは攻撃力だろう。

 DEF…防御力のはずだ。

 ATKとDEFのどっちか一つだけならちょっと迷った。

 けど、これが二つ並ぶなら間違いないだろう。

 じゃあAGLはアジリティ、速さ、だな。


 PHYSICALはもうそのまんまだ、体力。


 (+2)も分かるぞ。

 木の棒を持っているから(+2)なのだろう。



 ちょっと気になるのが、固有魔法、というやつだ。


 「空間魔法!」


 変化なし。


 「ポケット!」


 出た。目の前の空間が歪んで、明らかにそれと分かる空間が出てくる。

 感覚的に、その空間が無限に続いていることが分かる。


 取りあえず、ドロップした銅貨を全て入れた。

 これっぽっちもスペースを占領していない。

 これはもう何でも入るんじゃないだろうか。

 大食いキャラの胃袋のようだ。


 (閉じろ、閉じろ)


 念じると、その空間が閉じた。開くときだけ合言葉が必要、というやつか。



 ◇◆◇



 木の棒を持つと、スライムを倒すスピードが滅茶苦茶早くなった。

 まあ、当然かもしれない。

 だって、攻撃力が殆ど倍になってるんだもん。


 次のレベルアップは、1回目よりもかなり早く来た。

 それと同時に、再びの木の棒のドロップ。



 テレレーン!




 -ケンイチ―


 LV3


 ATK:4(+2)(+2)

 DEF:3

 AGL:6

 PHYSICAL:22/22

 XXX:??

 XXX:??


 装備枠:2/2


 固有魔法 : ”空間魔法 ” 

 ポケット数 : 10/XXX




 今は木の棒を二つ持っている。

 だから(+2)(+2)の表示か。


 そのうち二刀流、とかもやってみたいけど今はいいや。



 木の棒の一つを、ポケット内に収納する。




 次のスライムを倒した時に、それは起こった。


 「…あれ?」


 一撃、一撃だ。ワン○ンチだ。


 次のスライムも、その次のスライムも一撃。


 今までのスライムはどうやっても、少なくとも二回は殴らないとダメだったのに。



 もう一度ステータスを見てみると、こうだ。


 ATK:4(+4)




 どうやら、ポケットに収納している武器の攻撃力も、今持っている武器の攻撃力に加算され続けるようだ。


 あれ?ってことはもしかして…




 「俺、最強じゃね?」





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