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第七話

 侵略している魔王がいないだって? そんな馬鹿なはずは……ああそうか。


「この国にはいないってことですよね? 連れこられる前に聞いた時には驚きましけど、それなら知ってますから大丈夫ですよ」


「……残念だがそうじゃないんだ。連絡を受けて直ぐに国際機関に問い合わせて、魔界にある全ての国に対して調べてもらったけど、その結果人間界に手を出しているどこも国はなかった」

「そんな馬鹿なことがあるはずないだろう!」


 怒りのあまりにテーブルを殴りつけるとガラを睨みながら怒鳴り声を上げてしまうことを止めることはできなかった。


「俺達は魔界に来るまでの旅の途中で実際に魔族に襲われた人達や滅ぼされた村や街をこの目で見てるんだぞ、それともあれは幻かなにかだとでもいうのか!」

「落ち着け!」

「ゲルトの言う通りです! まだ話の途中ですよ!」


 ガラに詰め寄り今にも胸ぐらを掴み掛かりそうになる俺を、慌てて兄貴とベイルが止めに入るが無理に決まってるだろ!ここまでやって来るまでに多くの人が犠牲になってるのを見て知ってるんだ! それをなかったかのように言われて黙ってられるほど俺はできた人間じゃないんだ!


「やっぱりこうなるか……まあそうだろうとは思っていたんだけどね。じゃあ聞くけどね勇者ハルト、君は魔王軍が人間達や町なんかを襲っているのを、その目で直接見たことがあるかい?」

「勿論あるさっ皆だって見ているんだから間違いない!」

「いえ、見たことはないですね」

「えっべ、ベイル!? 何を言ってるんだよお前だって一緒に見ただろあの魔族に攻撃されて焼け落ちた町を!?」


 同意してくれると思っていた仲間からのまさかの否定に、目を白黒させながら当のベイルを見れば、なんか難しそうな顔をして首を横に振るけどどうしてだよ!


「ハルト君が見たというのは魔族が町を襲っているところじゃないかい?」

「……ああ」

「もう一つ聞くけど、襲われた者達がその口から直接、自分達は魔王軍に襲われたっと証言したことはあるかい?」

「それは……だっだけど陛下達は確かに王国を襲っているのは魔王軍だって明言したんだ! 滅ぼされた町なんかもあるから間違いない!」

「つまり他人から言われただけで、実際に自分の目でその現場を見たわけでもなく被害者から声を聞いたわけでもないんだろ」

 

 先程まで巫山戯て笑っていた奴と本当に同じ人物なのかと疑ってしまうほどに、冷めた目をしながら淡々と俺の言葉を否定するガラに何か反論しなければ焦るが何も言い返すことができなかった。


 思い返せば確かにその通りだったからだ、俺は一度も人や町が魔王軍に襲われているところこの目で見たことはなかった。あるのは数人の多くとも二十人位の魔族が旅人を襲ったりしているとこで、あれはとても軍とは呼べるようなものじゃなく、ただの山賊か盗賊だろう。


 その上、魔王軍が侵攻し大きな被害を受けていると聞いていたけど、侵攻している魔王の名や魔王軍を指揮している者の名も聞いたことがないんだけど、これって改めて考えるとかなり可怪しいんじゃないのか?


「どうやら何か変だと気づいてくれたみたいだね。よし、ここからは少しこちらの話をしてあげるよ、勿論信じるかどうかは自由だ、だからすまないがもう一度席について最後まで聞いてくれないか」

「っ!? 分かりました」


 その静かに諭すような口調とは裏腹に強力な威圧感を感じ取り、俺は顔を引き攣らせながら黙ってイスに座り直すことしかできなかった。


 何だよこの威圧感は! どこかでガラのことを甘く見ていたけどそれはとんでもない間違いだった、はっきり言って俺たちが武器を持っていたとしても、まず勝てないだろう思えるほどの圧倒的な力の差を感じて取った。


「じゃあ話すけどね、そもそも魔族が人間界に進出しようとしていたのは、もう六百年程前の話なんだよ」

 

 語られた内容は俺達にとってとても信じられないようなものだった。

 魔界では千年以上前から自分達の住む世界以外にももう一つ世界が、つまりは人間界が存在していることは知られていたらしいが行き来する術はなく、偶に起こる時空の歪みよってしか渡る方法がなかったのだが七百年前に一人の天才が異世界間を行き来する魔法を開発することに成功した。


 これを機に多くの国が領土や資源などを求め人間界に進出していったのだが直ぐに多くの問題に直面することになったそうだが、特に魔族を悩ませた大きな問題は二つあった、そのうちの一つは俺達人間だったそうだ。

 

 やって来た魔族達は最初は現地の住民である人間達と友好的に貿易をしようと接触したらしいのだが、種族の違いや見た目から一方的に攻撃されてしまったのだとガラは語った。


 話を聞いたローラは顔を赤くして俯くと震えてしまっているが無理もないな、何せ彼女が世話になっている教会では、魔族は神に仇なす絶対悪として討伐されなければならないものとして教えているんだからな。

 

 残り一つは魔界の犯罪者達が人間界に逃亡してしまうことだったらし、これらの問題をどう対処するべきかを各国のお偉方が連日のように議論している大事件が起きてしまう。


 とある国の魔王とその臣下達が俺達と同じように人間界からやって来た勇者パーティによって全員が殺害されてしまったらしいのだ。


 このことは大きな衝撃を伴って魔界中に広まることになった、何故なら殺害されてしまった魔王は慈悲深い名君として自国の民は勿論のこと周囲の国の者からも慕われていたからだ。


 そして何よりも殺された魔王は人間界への進出を反対していた者の一人であり、やって来た勇者達とは何の接点もなかったのだ。

 なのにどうして殺されなければならなかったのかその理由を知るために、勇者達を捕らえると厳しい拷問までして全ての情報を吐かせて分かったのは、俺たち人間が持っている魔界と魔族に対する恐ろしい考え方と間違った知識だ、それと同時に魔族が使う転移魔法と違い人間が使う転移魔法は不完全であり毎回何処に出現するか分からないという欠点があることも判明した。

 

 これを知って激怒したのは魔王を殺された国と人間界に進出していな無関係な国だったそうだ。人間界に手を出している国だけが被害に遭うならともかく、どうして関係のない俺達まで被害を受けなくてはならないのか、と一斉に非難の声が上がり暴動までもが起こり大きな国際問題に発展したそうだ。

 

 その後も様々な問題が出てきたことから各国は議論の末に六百年前に国際条約で人間界に進出することを禁じたのだという。


「ふぅ、随分と長くなってしまったけどここまでで何か質問はあるかい?」


 渇いた喉を潤すために冷めてしまったお茶を飲みながらガラが聞いてくる。


「えーと、そのだ六百年前にこっちと行き来することを禁止したならどうして勇者対策課なんてものがあるんだ?」

「こっちが侵略する気がなくても魔王様を倒すために勇者が送られて来るんだから、対策を立てるのは当然のことだろ?」


 何か言わなくてはと焦った兄貴が口を開けば、あっさりと返されてしまいあえなく撃沈され肩を落として項垂れてしまった。俺を含めて多くの者は伝わっている情報を信じて魔族は極悪で魔界は地獄ような場所だと思っていたんだから返す言葉なんてありはしないよな。


「先程七百年前に転移魔法が発明されたと言いましたが、人間界にそれこそ千年以上も前から魔族が住んでいますがこれは?」


「簡単なことだよ、確かに人為的に人間界に行き来する術が出来たのは七百年前だけど、もっと前から自然に発生する時空の歪みに引きずり込まれて向こうに流れ着いてしまった者もいるんだよ。その逆に人間界から魔界に流れ着いた人間達もいるしね」

 

 人間界にいる魔族はいわば自然災害に巻き込まれてしまい、帰りたくとも帰れなかった者達の子孫か、最初から人間界に住んでいるにその見た目から魔族と呼ばれているだけで、魔界とは何の関係もない者達なのだそうだ。

 

「疑問なんじゃが、その事をこちらの国の者達には伝えなかったのか? もしくはこちらの魔族を連れて帰ろとは思はなかったのか?」

「一応、各国の上層部にはこちらの事情などを話そうとしたらしいけどやっぱり信じてはもらえず門前払いされしまったみたいだよ。あと人間界にいる仲間達は連れて帰ろうとはしたんだけど、そっちも上手く行かなかったみたいだね」

「何故じゃ? 自分の意志で来たのではないのなら、皆住み辛いだろう人間界から魔界に帰りそうなものなんじゃがな」

「勿論帰ってくる魔族もいたんだけどね、人間界にいる魔族の多くにとっては魔界は先祖達の故郷であって、自分達の故郷はあくまでも人間界だと言って残ったんだよ」

「そうなのか」

  

 どんなに住み辛い地でも生まれ育った場所を捨てたくはないと人間界に留まったということか、確かにそれなら無理に連れ帰るわけにもいかないよな。

 納得できる答えだが俺達にはどうにも出来ない問題にフリーデは眉を寄せ唸ってしまっている。はぁ、なんか頭が痛くなってきたな、魔界に来るまではただ敵を倒せばいいと簡単に思っていたのに……。


「それにだね、言い方は悪いかもしれないけど、そっちの国や教会にとっては魔族は悪として人間界にいてもらったほうが何かと都合がいいだろうからな」

「え? あの魔族が悪のほうが都合がいいっていうのはどういうことですか?」 

「そのままの意味だよハルト君」


 唐突にガラが漏らしたその言葉に目を丸くしながら、その真意を尋ねてみたけど肩をすくめるだけで答えてはくれなかった、自分で考えて答え探せってことか。


 皆は分かったのだろうかと顔を覗くと、ローラは笑顔を浮かべているがこれは考えることを放棄した顔だな。その横ではフリーデが腕組みを眉を寄せて唸っている、どうやら俺と同じで答えがわからないようだ。


 ならば兄貴とベイルはどうかといえば、兄貴はまるで苦虫を噛み潰したかのような険しい顔になってしまっている。そしてベイルは……うん、なんというか怖いことになっていた、両手で頭を抱え俯きながらブツブツと呟いていて時々、奇声を上げては頭を激しく振りながら、そんな事があるはずがっとか言ってるんだけど一体何なんだ!?


「なあ室長さんよ、アンタ達の話を聞いて俺は最悪な予想が頭に浮かんだんだが聞いてくれるか?」

「待ってくださいゲルト、その質問は私がするべきものですよ。これでも私もあの国の貴族の一人なんですから」


 何か考えて付いたのか言い難そうにしながらもガラに質問しようとした兄貴をベイルは何故か止めると自嘲気味に一度笑った、そして背筋を正すと真っ直ぐにガラと向き合うのだが、その姿は今まで見たことがないほどに頼りなく、まるで泣くのを我慢している子どのように俺には映っていた。


「先程貴方は魔界にはそもそも人間界に侵攻している国はなく、また魔族を悪としたほうが国にとって都合がいいと言ってましたよね?

 これらのことを踏まえ更にここまで旅をしている最中に見聞きしてきたことを思い出して考えると信じたくないことですが、アレッサ王国に魔王軍が侵略しているというのは……アレッサ王国上層部の自作自演という可能性が高いと私は思うのですがどうでしょ?」


 はあっ!? な、何を馬鹿なことを言ってるんだよそんなはずがないだろ!? どうして陛下達がそんな自分の首を絞める様な事しなければならないんだよ!


「残念だがその通りだよ、今回の魔王軍侵略は全て国王派による捏造だということが、こちらの調べで分かっているんだ」

「やはりそうでしたか……迷惑をかけてしまって申し訳ありません」


 驚く俺を無視してガラが断言すると、ベイルは力なくイスにもたれに掛かり肩を落とすと肺が空っぽになりそうな程に長い溜息を吐いたが、ちょっと待ってくれ!


「ベイル、一人で納得しないでくれ! 俺にはどういうことか全くわからないんだけど説明してくれよ!」

「そうじゃな、ここまで旅をして来たというのに、本当はただの捏造でしたなどと言われても儂は納得できんぞ」

「二人の言う通りです!」


 まだ状況が分からない俺達が説明を求めて文句を言うと、ベイルは弱々しい声で自分の考えを語りだした。


「この旅をしていて何度か疑問に思うことがあったんです。貴方達は気づいていたか分かりませんが、魔王軍に攻撃された町や村があるのは何故か反王家派の貴族が治めている場所か、貴族の統治に反抗的な場所ばかりだったんですよ」


 え、そうなんのか? 魔王を倒すことばかり考えて旅をしていたから全く分からなかったんだけど……。


「それともう一つ、陛下は魔王軍と戦うための軍備を調えるためにと増税していましたがこれも可怪しいんです。立ち寄った城砦で何度か勤めている兵士達に尋ねてみたらこんな返事が返ってきましたよ、増員もなければ砦や装備を強化されたこともないっとね。

 私達の旅の支援に使われたわけでないですし、あれだけ増税して集めた多額のお金を一体何に使ってるのだろうとずっと疑問に思っていたのですが、大体のことは分かりましたよ」


 何だろう嫌な、とんでもなく嫌な予感がするんだけど聞かないわけにもいかないよな……。一度深呼吸してから覚悟を決めると話の続きを促すと、薄々はそうではないかと思い始めていた当たってほしくなかった嫌な予想が当たってしまった。


「つまり今までアレッサ王国で起こっていた魔王軍によるものとされていた被害は、国王派が敵対している貴族や反抗的な町や村を粛清していたもので全ての罪を魔族達のせいにしていた、こんなところでしょう」


「待ってくれよベイル。確かに改めて考えると怪しいことが多いが、どうして陛下がそんな回りくどいことしなきゃならないんだ? そんなことなんてしなくとも軍を派遣すればいいだけだろ?」


「貴方は馬鹿ですか? いえ、間違いました紛れなもない馬鹿です、しかも大馬鹿です」


 ぐあっ!? 疑問に思ったから質問しただけなのに思いっ切り冷たい目で吐き捨てるように断言されてしまった。何もそんなゴミを見るような目をしなくてもいいだろう。


「いくら陛下といえども、自分に対して反抗的なだけで何の罪も犯していない者を粛清できるはずがないでしょうが、そんなことをしてしまったらもうただの暴君ですよ。それに反王家派は当然ですが中立派の貴族も黙ってませんよ、間違いなく国を揺るがす内乱になりますね」


 疲れ切ったように首を振りながら不機嫌そうに答えるのは、一連の魔王軍騒動がただの権力争いであることに対する憤りを感じているんだろうな

 

「あの魔王軍の侵略が自作自演だということは分かりましたが、ならどうして増税なんかしてるんですか? あと教会にとっても都合がいいというのはどういことでしょうか?」


 眉を吊り上げ体を震わせるベイルに怖ず怖ずと手を上げながらローラが尋ねた。確かに全部嘘なら増税なんかする必要はないよな、教会にしても王家と貴族の権力争い関わって得になるようなことはないだろうと不思議がると兄貴が口を開いた。

 

「簡単なことだろう、もしも誰かに金を恵んでくれと頼まれてその理由が遊ぶためだったらお前らは金を渡すか? 俺なら絶対に渡さないが」

「「え? 遊ぶため?」」


 思わぬ答えに俺とローラは顔を見合わせながら変な声を上げると、頭を悩ませながらその意味を考えたが駄目だ、さっぱり分からない。その横ではフリーデが、あ~なるほどな、とか言って一人納得しているが何とも浮かない顔だ。


「恐らくですがゲルトの言う通りでしょう、国民には知られていはいませんが貴族の間では陛下が結構な浪費家で贅沢が好きなことが知られていますからね、それに王妃や側室の方々に頼まれて多く装飾品などを贈ってるせいで、王家の財政は陛下が王位に就いてから年々と悪化してるんです、増税はその穴埋めのためでしょ」


「なら教会は?」

「いつの時代も不安でどうにもならない時に人が最後に縋るのは神様と決まってるからな。神の敵としている魔族が暴れていることにしておいたほうが、教会としては信者を集めやすいし寄進なんかも期待できるだろう」

「「「……」」」

 

 何ともやるせない表情で頭を掻く兄貴と目を閉じたまま口をへの字に曲げて黙っているベイルに、何と返せばいいのか言葉が浮かばず、気まずい空気になってしまった。


 だってそうだろ、今までは必死になって国のため国民のためにと思って、侵略している魔王軍と戦い平和にしているんだという自負があった、なのに本当はただ権力争い片棒を担がせられていただけで寧ろ増税の理由などになって苦しめていただけだったなんてあんまりだ。



「そっそのなんだ元気を出せよお前ら!」

「そうだよ! きっとこれまでの旅は何かの役に立つと思うしね!」

「マルムの言う通りだよ、振り返れば楽しい思い出になるよ!」

「今日は嫌なことを忘れて飲みましょうよ、ねぇ? 飲んでいれば少しは気も晴れるから」

「ちょうど歓迎会でご馳走もあるし! 遠慮なく食べてくれていいからね!」

「これなんて辛さと酸味がちょうどよくておすすめだぞ、そうだろうエルム?」

「だねオルガ! あ、こっちのこれはこのお酒と凄く合うから、ほらほらまずは一杯どうぞ!」

 

 知りたくもなかった真実を知ってしまい打ちひしがれている俺達を見かねたのか、励ますようにテーブルに並べられている料理や酒を勧めるガラ達の顔には、はっきりと憐れみの色が浮かんでいるの見て取れて気持は嬉しいんだが、一方でとても情けなくなってくる。


 勇者だなんて煽てられて陛下達に言われるまま自分では調べもせず、魔族を悪だと決めつけて旅をして魔界にまで来たのに、敵対していたはずの魔族から真実を教えられて落ち込むなんて、今まで俺は一体何をしてきたんだろう。


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