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彼女には聞こえない  作者: 暇トロ
1/1

始まり

短編にしようとしたら多くなりそうだったので2から3で終わりにさせたい(するとはいっていない)

 その日はとても寒く夜には雪が降るとのことでした、そんな日の夕方に私は立ち入り禁止の校舎の屋上にいました。

何をしているのかというと呼び出しがあったのでその人を待っているのです。

寒い...運の悪いことに現在の私は水をかぶってしまい替えがジャージ一枚しかなかったのでとても寒いのでこの状態で待つのはつらいです、早く来てくれないでしょうか...



 僕は校舎の中を走っています、約束の時間に遅れてしまっているからです。ごみの掃除に思ったよりも時間をかけてしまった、そう反省しながら僕は走ります。

 彼女はいるのでしょうか?もしかしたら呼び出しにきづかずに帰っているかもしれません。それならそれでいいのですが、もし待っているとしたら急がなければいけません。



 ふと、気が付けばもう空は赤い夕焼けから深く黒く染まっていきます。彼女は来ないのでしょうか?もう体は冷え切ってしまいました。

ですがもう少し待っていましょう、お友達が久しぶりに呼び出してくれたのですから...

 気を紛らわすために空を見ていると、肩に温かい感触がしました。振り返ると私のよく知る人がいました。

思わず私は どうしてここに と聞きました、すると彼は言いました「彼女はとっくの前に帰っているよ」と そう伝えてもらっても意外に驚きはしませんでした。あったのは考えまいとしていた考えが肯定されたことによる悲しみでした。


 

 彼女は僕に対して わざわざ伝えてくれてありがとう と書いて笑顔を向けた後に帰っていきました。

僕は罪悪感を感じながら彼女に「ごめんね」と言いました。彼女には聞こえなかったでしょうが...そして僕は屋上倉庫の扉を開けました。




目を覚ますと私は何も見えずに何も言えないわけのわからない状態だった。

 なんで私がこんな目に合わないといけないのよ!そう思い自由の利く足で思いっきり壁を蹴った。 ゴンっ!と鈍い音が響く何度も何度も蹴ったが疲れと痛みでその行為をやめた。少ししてから冷気と扉の開く音がした。

 私にはそいつが悪魔に見えた...



 翌日私の友達は変わり果てた姿で見つかりました。私の行動が違っていれば彼女はこんなことにはならなかったのでしょうか...






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