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未来への想い

作者: 豊田直輝
掲載日:2026/06/13

「何にも変わらないんだね、俺たち。外見も中身も大して変わらない状態が続いているよね。」

空は少し薄暗くなって夜の兆しが現れ始める。

「私は変わってるよ。少なくとも私はね!変わらないのは佐藤だけだよ。良い意味で言ってるんじゃないよ。何も進歩してないねって言いたい」

真衣の言葉は空気の刃のように飛び交う

道路の脇で車が通り過ぎる中、俺は今という現在を抜け出る事が出来ずに未来を描く事が出来ない。

未来って何だろう。

少なくとも希望というものが混じっているのだろうか。

いや

不安の色も強いな。

不安と希望?

待って、希望はない。

という事は現在の不満と未来の不安しかないのか?

空はたちまちに暗くなり街灯の照らさない俺たちの場所は瞬く間に暗闇へと変貌していく。

車の無機質な雑音が変に耳にこびりついているんだ。

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