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地元民
グシャッ
ッ…!
当時、目の前で起こったことは信じられなさすぎて
あまり覚えていないが、それでもすごい光景を見たのは覚えている。
シュワッ…
「ふぅ〜!危ない危ない!」
「なっ…?!」
目の前にいたゴブリンは、一瞬にして
消えてしまったのだ。
ある1人の少女の手によって。しかし、
それよりも驚いたのは、
「大丈夫?」
「ま、まあ何とか……」
今目の前に、話せる人間がいるということだ。
「よかった〜!けど、君見ない顔だね?
どこから来たの?」
ここで誤魔化してもよかったのだが、
驚きすぎてそのまま言ってしまったけど、
後悔はしていない。なぜなら、
「に、日本…です」
「え」
「え?どうしたの?あっ」
「私…そこ地元____
#5