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バレそう

松明で照らされている地下通路は思ったよりも広く、

二人が並んで歩いても左右にかなり余裕がある。


「…人一切いないな。」

「ですね…」


地下通路を見つけてから数分が経ったが、

人とは一度も会っていない。

透過カメラがあるため、王がいるらしき場所へと

迷うことはなさそうだが、その分王へと確実に

近づいているため、敵に一人や二人出会ってもおかしくない様子だった。


しばらく歩いていると、広場のような場所に出た。

その部屋は異常なほど何もなく、しいていえば、

石壁に立てかけてある松明ぐらいだ。


「…なんだこの空間?」

「広場ですけど…左右に二つ通路があるみたい。」

「カメラで見た感じ、左が正解っぽい。右は…あ」

「…?どうしました?」


琉兎はカメラを持ったまま硬直した。

カメラの向きは右の通路。あそこになにかあるのだろうか。


「…えっと、多分俺たちバレてるわ。」

「へ?」

「…なんか壁作れたりしない?こう…なんか魔法で。」

「作れ…ないことはないですけど…」

「じゃあ、合図したら後ろ振り返って通路塞いで。

その後俺もルナに足早くするバフかけて、左の通路に

ダッシュ。わかった?」

「出口塞ぐの意味不明ですけど、命が

助かるなら…やります。」

「わかった、321で行くぞ…3、2、1…っ!」

「障壁!」


ルナは勢いよく振り返り、壁を召喚して通路を塞いだ。

その時、右の通路から声が聞こえた。


「くそっ…バレてたか!全員掛かれ!」


右の通路からぞろぞろと武器を持った信仰者たちが

でてきた。


「ルナ!バフを!」

「バフ 俊足!」


ルナと琉兎は全速力で信仰者から左の通路へと逃げこんだ。

その先には階段があり、2人は転げ落ちるように

階段を急いで降りた。


するとその先には、


「なにですかこの道…流石に狭すぎないですか?」


その先にも通路は続いているかと思われたが、

そうでもなく、かなり小さい入り口がそこにはあり、

奥の方を見ると、左右に道が分かれているのが見えた。


「多分これ迷路だ…行こう。」


と琉兎は言い、迷路に入った。

後ろからは信仰者がまだ追いかけてきているはずだ。

一刻も早く逃げないと追いつかれる。

琉兎に続き、ルナもゆっくりと迷路へと入っていった。


________________________________________________


一方その頃、ルイン家では。


ゴーン、ゴーン


ルインの中央にある宮殿の鐘が町中に響き渡る。

鐘がなった数十秒後に、屋根の下から声が聞こえた。


「2人とも、少し報告がある。」


こるねとローネが屋根の下に目線を向けると、

ベルトルトがこちらの方を向いていた。


「なんですかー?」


こるねはベルトルトに問う。

すると、想定外な問いに対する答えがベルトルトの口から

発せられた。


「少々場所を変えた方がいいような気がする。

もしかすると、もう信仰者にばれている可能性がある。」

「なんじゃと?」

「それってどうゆうことなんですか?」


こるねは問いをまた投げつける。


「今なった鐘、あれはなにか政治面などで問題が起こった時に、街のお偉いさんが集まって話し合う時になる鐘だ。

もしかすると、あの琉兎たちがばれたかもしれない。

そしたら、私たちの存在がバレる。

「…えぇっ」

「そんなことはないじゃろ…流石に


とにかく、国王側がなにか動きだしたのは確かだ。

ここは先のことを見越して、おとなしく別の場所に

うつるのが最善なのかもしれない。




#38



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