二人組行動
翌日、琉兎とルナは国王がいる宮殿の中に来ていた。
「誕生祭が昨日あったから、まだ片付け中っぽいね。」
「そうですね…あ、そういえばここからどうやって
国王のところまで行くのですか?」
「確か国王は、この宮殿の2階に住んでるはずなんだよね。」
二人はものすごい高い天井を見上げる。
「…この上ですか?」
宮殿の中には上に行くための階段や梯子のようなものは
見当たらず、「まさか見当違いか?」とも
思っていた。
「2階…上…あ!わかったけどわからないかも!」
「待ってくれそれはどうゆうこと?」
「この宮殿に来るとき、異様に階段多くなかった?」
「あー…言われてみれば確かに…」
信仰者たちから逃げていた時もそうだったのだが、
この宮殿、かなりの段数がある階段の上に建てられていて、
逃げている時はルナのバフがあったからまったく
気にしてなかったのだが、それにしてもすごい段数だ。
「…でそれがどうしたんだ?」
「私の予想なんですけど、2階って地下二階って
ことなんじゃないかと。」
「あー…確かにこの高さを考えるとありそうだな。
じゃあまさかここに地下に繋がる隠し通路とかが…?」
「あーるかもしれないしないかもしれない…」
琉兎たちは宮殿中の壁や床を調べまくった。
片付けをしている方々からは白い目で見られているが、
この国のためということなので…
辞めるわけにはいかないのでがんばっているというわけだ。
「ルナ、あったか?」
「いや…ないですね…」
上に行く方法も下に行く方法もない。
まさに詰みである。やっぱり見当違いでしょこれ…
「なんかカメラでできないかな…ん、なんだこれ」
カメラを構えてみると、カメラのサイドに謎のボタンが
あることに気がついた。
「ルナ、カメラにこんなのあったか?」
「私使ったことないのでわからないです。」
「あそっか…えぇ…?このボタンのせいでちょっと持ちにくく
なってるんだけど?…あ、手が当たって」
ポチッ
その瞬間、カメラに映されていた画像が切り替わる。
「んえっ!?なんか変わりましたよルトさん!」
「あほんとだなにこれ…」
画面内を見てみると、さっきは画面をどうして向こう側の
景色を映し出しているだけだったが、ボタンを押した瞬間に
画面が暗くなり、青い光が見えるようになっていた。
「…なにこの青いの」
「なんでしょうか…ちょっと貸してくれませんかそれ」
「なんか知ってるのか?」
ルナにカメラを渡そうとした時、カメラを動かした瞬間、
その青い光も動いた。
「…待ってくださいこれ」
ルナが画面を覗き込んでいる。
「…これ、宮殿の中ですよね…」
「ああ、そうだが…それがどうしたんだ?」
「これ持ったままいろんな方向向いてみてください。」
琉兎はカメラを持って、いろんな方向に振り回してみる。
そこで気づいた。
「…これ、ステルス?壁透過してない?」
「ですよね…これ…地下にある青い炎ですよね…」
「一回宮殿の外からこれを通してみてみよう。」
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「おい…そこの魔剣士」
「藍沢コルネです。…そういえば自己紹介してなかった
ですよね?」
「お互いじゃ、我輩の名前はローネじゃ。」
「ローネ…大魔女?」
「一応そうじゃが?」
「ぇえええ…!?」
「わざとらしい驚き方じゃのう…」
コルネと魔女___ローネがいるのはルイン家の屋根。
コルネとローネはルイン家で待機して、暗殺した後に
起こるであろう、信仰者たちの進撃を抑えるのが目的である。
しかし、琉兎とルナが暗殺し終えるまでそれは
起こらない。ゆえに二人は暇なのだ。
「…お、琉兎たちが出てきた。」
「あやつらは何を構えているんだ?」
「…あれはカメラだね。…宮殿の方を向いて…
ルナが琉兎にバフをして…そして床にカメラを置いて…
階段を殴り始めて…ってえ????」
「…意味不明じゃ」
「え、やばいってあれ琉兎手とか大丈夫なの?
あと宮殿…私ら修復費とか払えるお金ないよ?」
「…いや、コルネあれをみてみろ。」
「…ん?階段に穴を開けた…え?地下通路?」
「すんごく嫌な予感がするのじゃが…」
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