次の国へ
「えニート…?!」
こるねが叫ぶ。いやニートではないでしょ…
まあ任務がなくなったのはそりゃ無ではあるけど
職ではないだろ…
「…これから我輩はどうすればいいのじゃ?」
「まあせっかく仲間になったんだし
一緒に旅でもする?」
「い、いいのか?」
「まあ魔女さんは強いしね。多分。まあ
神避がなかったらの話だけど…」
「むっ…」
魔女がこるねを睨む。いやマウント取るなよ…
魔女が普通に可哀想だろ…
「そういえば、名前って?」
「我輩のか?我輩の名前はな…」
その時、魔女が息を吸い始めた。
あ、これピカソみたいなやつじゃ…
「パピコ・リナーゼだっっ!!(迫真ボイス)」
いや迫真ボイスのための深呼吸かよ…!?
にしても名前ぇ…!パピコって…
あーやばい笑いそう。
そんなことを思っていたら、
「ぷっ…ぷははははは!!!」
こるねがめちゃめちゃ笑い出した。
いやこれルナなんで笑ってるかわかんないだろ…
「…?」「いやなにがおもしろいのじゃ」
ほらめちゃめちゃ変な目で見られてますよこるねさん…
はぁ…今後大丈夫かな…?
*
「やっぱりか…」
「やっぱりかって絶対わからんだろこれ」
なんでこんなことを言ってるのかと言うと、
10分前…
「コソダさんからのお呼び出しです。」
「あ、また?」
部屋でゴロゴロしていた時、急にお呼び出しを
くらったので、みんなでコソダのある場所に行ったのだが、そこで言われたのが…
「すまんが、お前らにもう任務は頼めん。」
「「「「ええぇ…!?」」」」
まさかの解雇。いやえ?って思いますよね。
さらに理由を聞いてみると。
「正直に問う。…昨日魔女の塔で
何があった?」
「「「「あっ」」」」
まさかこれ、暴れすぎた?
正直雷降らしたり神殺そうとしてたり
したもんな…全員がそう思っていたから、
しかたなく、もう本当のことを言うことにした。
「えっとですね…魔女さんとの戦いで
バチバチにやってましてね…」
「やはりか…それがな、その…なんと言うか…
雷降らしてただろ?それがなぜか魔女が
怒っているってリジュラル国が誤解したらしくてな…それで半数以上撤退したんだよね…敵軍…」
「「「…いやえぇ…?」」」
「やっぱりか…」
「いや絶対わからんだろこれ…」
と言うことがあり、まさかのなんか敵いなくなって
派遣する場所なくなったよっていうことでした。
「だがら…その、お前たちには申し訳ないが、
この国から早急に出ていってほしい…
これからまた復旧などしないといけないのだが、
お前たちを雇ったのは戦闘要員。しかも
臨時だ。だから…すまないが…出ていってくれ。」
「……いやぇぇ?」
まさかの人員削減みたいなことしてきた。
まさに日本じゃねぇか…
と言うことで。
*
「次の国に向かうぞー!」
「「「おー!!!」」」
もう用無しならさっさと次の国行こうぜー
ってことでもう早急で支度して国から出てきました。
「さて、次はどこ行く?」
「あと国は4つだね。」
「うーん…あ、そうだ。
みんな、金稼ぎしたくない?」
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