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さらなる任務…?

「普通に魔王の手が日本まで届いてるってこと…?」

「そうゆうことだ。」


俺たちは今ジャパルの城下町の宿に来ている。

ここは本当は兵士たちが寝泊まりするのだが、

今回は特別に使わせてもらっている。


船を奪還した後、クリタさんを呼んで

船を動かしてもらい無事、初仕事は

成功で終わった。


今は宿で一休みしているのだが、


「ならこんなぐーたらしてる場合じゃないんじゃ?」

「いや、日本は日本でちゃんと捜査が

進んでるらしい。」

「…てかその情報どこで手に入れたの?」

「うーん…多分一回死んで現世に戻れたからじゃないかな?けどなぜか誘拐されてたけどね…」

「…え?あの幽霊に喰われて死んだってこと?」

「まあそうだね…」

「けど情報を手に入れることに成功した…

運がいいのか悪いのかわからない…」


正直俺もこんなぐーたらしてる場合じゃないと

思ってはいる。だが、今魔王に立ち向かっても

どうせ負けてしまう。からなにかしら

力を手にしたい…魔剣とか俺も使えないのかな…


そんなことを思っていると、急に扉をノックする音が聞こえた。


「あのー、コルネ様達でしょうか?

コソダ国王様からの呼び出しでございます…」

「「「え?呼び出し?」」」



「一休みしているところすまないが、

また任務をお願いしたい…!」

「呼び出しって怖いのかと思ってた…」


呼び出しとか言われて正直恐ろしかったが、

ただの追加任務だったらしい…

するとコソダが、


「その任務が、ここから南にある海を東に行くと、

ある塔があるんだが、そこに魔女が

住んでいると言う。そしてものすごく強いらしい。

から、そいつをジャパル国に加勢してくれないかと

説得しにいつまで欲しい。」

「えぇー…?」


こるねがかなり大きめなため息をついている。

任務といって戦いを期待していたのだが、

説得?えぇ?多分こるねもこのような感じだろう。


「ほ、報酬はいくらでも払うぞ!

なんなら、その魔女もそのまま冒険に連れてってもらっても構わない!」

「魔女がついてくるかは魔女次第でしょ…」

「まあ…一回行ってみましょうか。

何があるかわからないですし。」



〜南東の塔〜


「ここですね…」

「「うわものすごい既視感ある」」


なんて言えばいいんだろうか…あの、

金髪が30メートルぐらいあるあの姫が

住んでそうな塔だな…明らかに中からは

入れなさそう。


すると塔の上にある窓に人影が見えた。


「…なんか焦ってる?」


塔の上の窓から見えるその人影は、

窓の側面を行ったり来たりしている。

しかもスピード的に走っている。


「もしかしたらなんか危ない?」

「助けに行ってみるか。」

「けどどうやっていく?」

「大声で叫んでみて大丈夫か聞いてみるのが

いいかも。」


ということで俺ら全員で塔の上に叫んでみることにした。

地味に届かなそうな距離だが…まあ

無理だったらその時だ。

そして、しっかり息を吸って…


「「「大丈夫ですかーー!!!!!」」」


ビクッ


人影が止まった。なんかめちゃめちゃ

びっくりしてる…

すると窓から誰か出てきた。




「貴様ら何様じゃーーー!!!!」


#29

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