倭の国 ジャパル
久々のいせゆめ投稿!
今回は本気で書いてみました。
「あれが…!」
「すごい…こんなにも大きいなんて…!」
馬車に揺られて1週間が経ったころ、
俺たちはある国を目の前にして驚愕していた。
倭の国「ジャパル」
その名の通り、「和」を文化の中心に発展した
国だ。建物は見渡す限り、瓦と木材。
綺麗な桜も咲いていて「ザ・ジャパン」みたいな
場所だ。
すると、国の門の前にいた傭兵に話しかけられた。
「あなた方は商人の方でしょうか?」
「いや冒険者として来ました。」
私たちはあることを目標にこの世界を旅している。
一つは「元の世界に戻ること」
もう一つは「日本を救うこと」
後者においてはミュラという人物を助ける為に
この世界を旅しているということだ。
しかし、この国はあまりそう簡単にはいかなそうだ。
傭兵がもう1人やって来てなにやら話し込んでいる。俺らなにか変なことしたかな…?
すると1人の傭兵が申し訳なさそうにこう言った。
「すみません…あの今は冒険者の方は入国を
お断りしていまして…」
「えっ…!」
こるねが目を丸くした。
なぜ国の中に入らせてくれないのかな…?
すると突然ルナが口を開いた。
「あの…この新聞を見てください…」
「「ん?」」
するとそこにはこう書かれていた。
【倭の国ジャパル、リジュラル王国と対立か】
え…!?
リジュラル王国____6つの国の中でも最も治安が
最悪とされていて、他の国ともあまり交流を
好まない国らしい。
しかしその国と
今私たちがいるジャパルが対立をしていて、
商人による物資の供給は許可しているが、
冒険者たちが観光に来る雰囲気では無いと
冒険者は入国を断っているとのこと。
しかし参ったな…これじゃあ来た意味ないじゃん…
するとこるねが少し離れたところで手招きみたいなのをしている。俺を呼んでるのか?
俺は小走りでこるねの元へ行った。
「こるねどうしたの?」
「思ったんだけど、断ってるのって「観光」
する雰囲気では無いからってことでしょ?
じゃあさ、援軍に来たって言えばいいんじゃない?」
「はぁ…??援軍に来たって言っても俺ら
あんま強くな……」
こるねが腰のところで魔剣をちらつかせている。
…あーー…そういやこいつ強かったわ…
「はぁ…わかったよ。援軍に来たって言えばいいんだろ?」
「さっすが!」
俺は呆れながらも同意することにしたのだが…
これ本当にうまくいくのか?心配すぎる…
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