仲間
「え?何それ冗談?」
「いやちがうよ?!本当に動けないんだって」
「えぇ…?、えい」
「いたっ!え、なにするの?!戦う気??やる?
ん?って…あれ、動けるようになってる」
「多分これ痛みを感じたら解除される」
「あぁ…ね」
その時は知らなかったんだが、このカメラは
魔道具と呼ばれるものの一つで、
例えば魔導書や魔剣…はわからんけどそうゆう
魔素で作られたものの一つで、効果は
「撮った生物の動きを止める
(対象が痛み感じたら解除)」という
ものらしい…
変なのやな
翌日、俺らはある場所に来ていた。そこは、
「ギルド」
「いや人多」
「まあそりゃ街だからね。しかも最近、
冒険者をしようとする人が増えてきているらしい」
「へー」
「おい、いい加減にしろよ?」
「ま、待ってください…!まだ入って3日じゃ
ないですか!」
「そんなの関係ない。お前は役立たずだ!
…出ていけ。」
「そ…そんな…」
「え…助けなくて大丈夫なのか…」
「あんなの日常茶飯事だよ。けど、さすがに
こうゆう騒ぎが多い気がしてきたな。」
冒険者の人が増えるにつれて、魔物の数なども
順調に減り、いい感じらしいのだが、その分
人とのトラブルも増える傾向にあるらしい。
ちゃんとトラブルとかあるんだな。
「あ…あの…!」
「! ん?どうした?」
「あの…あなたたちはギルドメイト揃ってますか…?」
「いや、揃ってないな。え、揃ってないよな?こるね」
「まあ一応そうだね。」
「あの、もしよろしければ、援護役として
ギルドに入れてくれませんか…?」
「「ん…」」
〜初期ダンジョン〜
「とは言っても、どうやってあいつを
試すんだ?」
「普通にゴブリンとかオークとかを一緒に
倒して、援護力がどれだけあるかを見るだけだけど」
「めっちゃしっかりしてる…」
あのあと、普通に受け入れてもよかったんだが、
一応あのあとまだ受けてなかった
「初級魔法使い」への昇格試練を受けようと
思ってたから、その手慣らし&腕試し&試したいことをするために来たんだよな。
「いた、オークだ!」
「えっと、この距離、この地形だったら…
こるねさんは正面から、琉兎さんは横から
その…カメラ?ってやつを使って相手の
動きを止めてください。私は遠距離攻撃をしながら
移動速度バフをかけます。いけますか?」
「「いやまてまてまてまて」」
「お前すごいな?あの一瞬で近いとか
を理解してそこから最適解を導き出す…
こんなの普通出来ねぇぞ。」
「とりあえずその通りに戦ってみよう。」
「「「せーの!」」」
「はぁぁぁぁ!」
こるねは華麗に敵の攻撃を避けながら
距離詰める。
「「バフ 俊足」!」
「うぉっはえぇ!このまま…!
…捉えた!」
パシャ
ウォォォォォォオ
「すごいぞこれ!本当に止まった!あとは!!」
「「いっけえ!」」
「はぁぁぁぁ!「制裁」!」
ドゴォォォォォン
「ふぅ…やった」
#14




