6話
俺たちは楓たちが見えなくなった辺りから、歩くペースをいつも通りに戻した。
なんであんなこっちを睨むように見てたんだろ?
「空、大丈夫か?」
「うん」
さっきまで震えていたから大丈夫か心配だったが、もう大丈夫みたいだ。
しばらく沈黙が続く。
何か面白い話題っと……あ、
「そういえば最近新しくできたクレープ屋。明日休みだし一緒に行かない?」
空も甘いもん好きだし、美味しいと店の評判がいい。
すると、先程まで暗かった空の顔がパァァと明るくなった。
「うん!行きたい!一緒一緒!」
少し頬を赤くしている空は可愛過ぎる!
最近一緒に出かけてなかったし、断られたらどうしようという不安があったけどよかった…。
それより暗かった空が明るくなってくれて嬉しい。
「私いちごのがいいなぁ〜あ、けどバナナのも食べたい!」
「よし、じゃあ俺がバナナ買うから半分やるよ」
「え!?ほんとに!?じゃあ私のも半分あげる!」
俺たちは明日のことで盛り上がり、家に着くまで会話が途切れることはなかった。
「それじゃあ明日1時に空迎えにいくな!」
「うん、待ってるね!楽しみだなぁ〜」
空side
くーちゃんと別れ、家の中に入った。まだ楓は帰ってきてない。
まさかあんな露骨に睨んでくるとは思わなかった。そんな事してもくーちゃんは手に入らないのに。
それより明日くーちゃんからデートに誘われちゃった!
ベッドの上で枕を抱きながら嬉しくてしばらくゴロゴロした。
明日はお洒落な服にしなきゃ。
ども(^O^)/増えるたまごです。
こんな作品を読んで頂きありがとうございます!
これからも頑張って投稿しますので、気に入って下さったらブクマよろしくお願いします!
これからもうちょい文字数増やして書きます。