13話 進化・転職②
そうして卵の中を覗き込むと顔を出したのは8本足の馬だった。あれ?これって北欧神話に出てくるスレイプニルじゃね?神獣じゃね?幻獣じゃなくね?
そう思って顔を傾げてくる可愛い可愛い仔馬ちゃんに癒されながら鑑定をしてみると
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◾️名前:
◾️種族:八足神馬Lv1
◾️職業:兵馬Lv1
◾️等級:S
HP:250
MP:500
筋力:50
耐久:50
精神:50
敏捷:200
器用:50
◾️能力
P【俊足Lv5】
P【状態異常耐性Lv5】
P【全魔法耐性Lv5】
ーーーーーーーーーーー
A【突進Lv1】
A【火魔法Lv1】
A【雷魔法Lv1】
◾️装備
◾️称号:【炎雷騎士の愛馬】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
え?俺の初期値より高くね?!な、名前つけてあげなきゃ!きゅー?と鳴きながら俺の目を見てくる、可愛すぎる!眼ないけど。
「お前の名前はアテナだ!知恵と戦いの女神の名だ」
スレイプニル改めアテナは嬉しそうに俺に擦り寄ってくる。
ーーーーーーーーーー
個体名:アテナとの親和度が一定値に達しました
能力:【テイムLv1】【調教Lv1】を獲得しました。
ーーーーーーーーーー
そんなインフォが流れるとアテナが入っていた卵が眩しく光りながら俺の手の甲に吸い込まれていった。
「え?なになに?!」
光が収まると俺の左手の甲にウロボロスの刻印が刻まれていた。それと共にインフォも届いていた。
ーーーーーーーーーー
総合統括管理AI−6号龍神フォルトゥーナよりメッセージを受信、公開します
ヤッホー楽しんでるかい?
君が孵化させたスレイプニルやドラゴンなどの幻獣神獣の類はオレの管轄内なんだ。
だからその子はオレの子でもある。大切に育ててくれよ。それに神獣幻獣の類は死んでも蘇る。それがテイムモンスターなら尚更な。
ちなみに永遠、終わりの無いを表すウロボロスの刻印は輪廻を司るオレの紋様だから気にすんな。
その紋様をスレイプニルに当てれば紋様から繋がる別空間にスレイプニルは移動される仕組みになっている。
死んでもそこに移動されゲーム内時間で1時間経つと復活だ。デスペナはないがだからと言って殺すなよ。強いて言うなら動物用インベントリだな。
んじゃあさらばだ!
ーーーーーーーーーー
な、なるほど?要するに動物用のインベントリってことが言いたかったんだね?
「アテナ、ちょっと俺の中に入ってくれるか?」
「キュー!」
アテナはトコトコと歩き俺の左手の甲に顔を添えた。するとアテナの体が俺の中に吸い込まれていった。
「大丈夫かっ!?」
(キューーン)
?なるほど、大魔導師が使ってたやつに似てるな、あの類か。アテナとは一緒に旅をするわけだし外にいた方がいいだろう。
「自分で出てこれるか?」
(キューン!)
そういうとアテナは左手の甲から飛び出してきた。
「じゃあ何か食べるか?お前が好きそうなものはまだわからないけど。」
そう言って俺はインベントリから物を取り出す。ヤベェな食料品皆無だわ。そんなことを思ってるとアテナが魔王之魔石にかじりついた。
うっそーん、ああいうのでいいのね。なら今のところなんとかなるな。
「食べ終わったらちょっと俺の中に戻ってくれるか?進化したいんだ。」
「キューン?キュン!」
最初は首を傾げていたが意味がわかったのか嬉しそうに鳴き声をあげた。頭いいなこいつ。事前知識が埋め込まれてるのか?
アテナが魔王之魔石を食べ終わると俺の紋様に近づき俺の中へと戻っていった。じゃあ俺の進化かな。
ーーーーーーーーーー
アーサーの進化先を表示します
◾️種族:魔戦騎士
◾️等級:D
◾️概要:騎士だった頃の記憶を取り戻した亡霊の中でも魔法が使えた優良個体。記憶を完全に取り戻し理性があるため友好的な態度をとる存在もいる。
◾️種族:躍動騎士
◾️等級:E
◾️概要:騎士だった頃の記憶を取り戻した亡霊で動く騎士鎧の正統進化先。記憶を完全に取り戻し理性があるため友好的な態度をとる存在もいる。
ーーーーーーーーーー
魔戦騎士一択だな。魔戦騎士を選択すると体が金色に光り始め、20秒ほどで消えた。メニューから自身の体の俯瞰図を見てみると鎧の右半身に燃え盛る炎の紋様が、左半身に猛り狂う雷の紋様が刻まれていた。本来の炎雷ノ鎧ってか?
次は職業だな。
ーーーーーーーーーー
アーサーの転職先を表示します
◾️職業:中級騎士
◾️効果:耐久15%上昇・筋力15%上昇・能力スキル【統率Lv1】【指揮Lv1】【盾術Lv1】【騎士道Lv1】の上昇
◾️概要:下級騎士が更に精進した先に得られる職業。さらに訓練すれば軍団を指揮する立場に上がれるだろう。
ーーーーーーーーーー
はい、ポチッとな。なんの変化もありませんでしたとさ。一応ステータス確認と振り分けをしておこうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◾️名前:アーサー
◾️種族:魔戦騎士Lv26
◾️職業:中級騎士Lv6
◾️等級:D
(ステータスP240を振り分けてください)
HP:400
MP:10560
(ステータスP120を振り分けてください)
筋力:1322→(40+1110)×特殊効果
耐久:1414→(380+850)×特殊効果
精神:0
敏捷:10
器用:0
◾️能力(14SP)
A【装備吸収Lv11】
A【不落城塞Lv5】
ーーーーーーーーーーー
P【自動修復Lv4】
P【状態異常無効Lv1】
P【聖魔法耐性Lv9】
ーーーーーーーーーーー
P【頑強Lv3】
P【偽装Lv3】
P【魔力制御Lv7】
P【統率Lv2】
P【指揮Lv2】
P【騎士道Lv2】
P【MP超回復Lv1】
A【盾術Lv2】
A【換装Lv1】
A【鑑定Lv9】
A【火炎魔法Lv3】
A【雷鳴魔法Lv2】
A【剣術Lv6】
A【明王化Lv2】
A【劫炎滅魔Lv2】
A【炎纏Lv1】
A【雷纒Lv1】
A【天断Lv1】
A【王威Lv1】
A【地脈干渉Lv1】
A【テイムLv1】
A【調教Lv1】
◾️装備
滅魔剣【筋力+410・耐久+400・猛毒付与(特大)・雷鳴付与(中)・火炎付与(中)・絶対切断・空間切断・強制魔力吸収・隷属】
耐久値:♾
ーーーーーーーーーー
炎雷ノ鎧【全上級魔法耐性(中)・MP回復(中)・魔法吸収・魔纏・炎纏・雷纒・偽装・耐久+450・筋力+700・MP+10000】
耐久値:♾
ーーーーーーーーーー
叡智ノ外套【効果:自動修復・魔法威力増加・MP回復(特大)・全魔法耐性(特大)】
耐久値:6100
◾️称号:【運命神の加護】【不動明王】【天地無双】【永久機関】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ステータスを振ってSPも振ってからでいいかな?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◾️名前:アーサー
◾️種族:魔戦騎士Lv26
◾️職業:中級騎士Lv6
◾️等級:D
HP:640
MP:10560
筋力:1322→(40+1110)×特殊効果
耐久:7762→(500+850)×特殊効果
精神:0
敏捷:10
器用:0
◾️能力
A【装備吸収Lv11】
A【不落城塞Lv6】
ーーーーーーーーーーー
P【自動修復Lv4】
P【状態異常無効Lv1】
P【聖魔法耐性Lv9】
ーーーーーーーーーーー
P【頑強Lv3】
P【偽装Lv3】
P【魔力制御Lv7】
P【統率Lv2】
P【指揮Lv2】
P【騎士道Lv2】
P【MP超回復Lv1】
A【盾術Lv2】
A【換装Lv1】
A【鑑定Lv9】
A【火炎魔法Lv3】
A【雷鳴魔法Lv2】
A【剣術Lv6】
A【明王化Lv2】
A【劫炎滅魔Lv2】
A【炎纏Lv2】
A【雷纒Lv1】
A【天断Lv1】
A【王威Lv1】
A【地脈干渉Lv1】
A【テイムLv1】
A【調教Lv1】
◾️装備
滅魔剣【筋力+410・耐久+400・猛毒付与(特大)・雷鳴付与(中)・火炎付与(中)・絶対切断・空間切断・強制魔力吸収・隷属】
耐久値:♾
ーーーーーーーーーー
炎雷ノ鎧【全上級魔法耐性(中)・MP回復(中)・魔法吸収・魔纏・炎纏・雷纒・偽装・耐久+450・筋力+700・MP+10000】
耐久値:♾
ーーーーーーーーーー
叡智ノ外套【効果:自動修復・魔法威力増加・MP回復(特大)・全魔法耐性(特大)】
耐久値:6100
◾️称号:【運命神の加護】【不動明王】【天地無双】【永久機関】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これでよしっと。まず教国から帝国への道を確認するか。国境はベンツのマークのように区切られていて、北西が教国、北東が王国、2国に挟まれているのが帝国。
北の国から見て更に西にあるのがドワーフの集まる鉱業国、東が獣人が集まる獣王国、そして世界の中心たる世界樹の周りに集まっているのがエルフたち森林国。
更に南には未だ謎に包まれている魔族領が存在する。なんでも魔王は実在するが攻めてくることは無いらしい。
人間プレイヤーの初期地点は帝国北西部の教国と帝国との境目あたりの《始まりの街トラスロッド》。と言うことはここから最も近い帝国領が始まりの街となる。
人間プレイヤーとのコネも作っておきたいしなるべく早く着きたいところだがここからだと3つ程都市があるが、2つは飛ばしていけるか。
アテナも魔王之魔石を食べてから急成長を遂げ、体高2メートル体長は4メートルほどにまでなった。足が8本もあるのだからかなりスピードは出るだろう。




