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神と人と妖魔の戦記録  作者: 邪な鬼
1/29

プロローグ

初です。

 誤字、脱字が目立つかもしれませんが

読んでくださると在りがたいです。

意味が分からない部分があれば指摘と助言が貰えるとありがたいです。

 2049年12月31日 東京都 調布市 姫ノ神神社


 周りが喧騒とするなか俺、日牝神 未来(ひめがみ  みらい)は……倒れ伏して動けずにいた。


「お兄ちゃん! お兄ぢゃん!! グス、ぇッ、く、……お願い、……返事してよ!!」


「兄貴! おい、返事をしてくれよ。なあおい!!」

 

 視界の端には俺にしがみつき揺さぶりながら俺の事を泣いて呼ぶ妹と弟……反対側では俯き嗚咽を漏らす洋介がいた。

 

 俺は、手を動かそうとするが金縛りにあったように動かせなかった。


 頭だけは動かす事が出来る感覚があった。俺は、周りを見ようと頭を動かすが、錆びたロボットのようにしか動かず、何とか横を向くとさっきぶっ飛ばした男が、屋台に埋もれ倒れており……その先、人が密集し騒いでる所に――――麗奈がいた。


 麗奈は、何が起きたのか理解出来ない、とでもいうように呆然と俺の方を見ていた事で、必然的に俺と目が合った。


 それが合図であるかのように、崩れ落ち……目を押さえ泣き始めた。


 この時点で自分に"死"が近付いている事が理解出来た。


 俺は途切れそうになる意識を、無理矢理繋ぎ止め、顔をあげた先にいる姉貴の無事を確かめた。


「ぁ、……ぅ、そ……い、やいや……いかな――――」


 姉貴は、脚に力が入らないのか、少し離れた場所に座り込み咲樹と同じく呆然としていた。


 だが現状を理解すると、青ざめ……泣きそうな顔をしながら……弱々しい声で何か言って、手を伸ばすが降り始めていた雨が……言葉を遮るように強く降り始めた。


 俺は、意識を繋ぎ止めるのもギリギリであり……雨のせいもあり何を言っているのか分からなかった。


 ただ、視界がぼやけて行くなか……姉貴の無事が分かると自然と笑みが溢れでた。


 俺は、その光景を最後に、繋ぎ止めていた意識を……手放した。


 この日――俺、日牝神未来の生涯に終わりを訃げた。

此処まで読んでくださりありがとうございます。

 次は、今日中に出します。

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