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枕の下に 希望の上に(9)

羽がきジンタ

右に左に移ろう

巧言令色の無機な物

悪では無いが

正義でも無い

何でもない物に

意味なんて作れない

行動する必要も無い

混ぜ合わせない

範囲を確保するだけだ

作り上げた物に

悪と正義が

付着する事は無い

有るとするなら

人間の貼ったステッカーだ

阿呆の為の固定観念という材質

それに

ベタベタした心の糊を付けて

貼られるのだ




君が殺した虫のように

明日も僕は虫を殺す

夜に飛び交う虫が

増えてきたから

あんな物は

居なくて構わないなんて

僕は思わない

邪魔になったら

責任を持って殺す

単純に奪い取るだけだ

殺虫剤が使えないから

非常に困っているけれど




オイルライターの石が

無くなったから

仕方なく

代用品として

百円ライターを使った

風に弱いから

火を付けるには

壁際に座って

手で覆ってと

手間がかかる

使いにくいが

煙は必要なのだ

虫が寄って来ないから




仕事帰りの缶コーヒー

毎回

自販機で買うが

馬鹿に出来ない散財だ

でも欲しいから買う

その時欲しいから

買うのだ

「その時」を自由に操れたら

金持ちに成れるだろう

空想も散財になるから

全ての物事が

贅沢品になるだろう

一巡りと思えて

ドリンクホルダーに手を伸ばし

缶コーヒーを飲んだ

唯一の甘い物である

納得している物である

毎日に必要なのだ












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