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あ、悪魔の女!


其れはまさに”悪魔の所業” 何度も繫栄、滅亡を繰り返す

人間界にはもちろん!魔界、あの冥界にですらこのような

愚行をするものなどいなかった。


 神の国より堕天せし、サタンがごとき振る舞い!

およそこの世のものとは思えぬほどの愚かな所業!

 この魔王の齢をして、初めてだ、、、


 ・・・こんな阿呆は〜ァ!!!!・・・

  

「キッ、貴様はあッ、悪魔かぁー!!!!」

 

「あ〜ら!?、それって?ほめ言葉よねー、魔王ちゃんが其処まで落ち込むんだからぁ」


 われは、魔王にして、何故こんな理不尽な目に遭わねば為らぬ!

我を見下し身も心も征服したかのような目線を送る、

ニヤニヤしながら顔を寄せてくるでかい女!

 

 まるでこれでは、陵辱されてしまった無垢な少女ではないか?、、、はっ!?いかん!いかん!

あやうく、魔族としてのプライドまでなくすところだった。


 魔方陣より、其の姿を現す我、其の姿を見るや否や愚かな呼び主は、

恐れおののき、恐る恐る命と引き換えの願い事を告げる!

其の欲望の対価として魂を引き抜き魔界へ持ち去る!


 そうなのだ!、何を恐れる!

この魔王に恐れるものなど存在せぬわぁー!!!


 「さあ!茶番劇は、もうおしまいだ!願いをひとつだけ叶えよう!

其のほうの命と引き換えになァ〜!!!わはははは!!!」

 再び漆黒のマントを翻すと、何時もの冷酷な表情に戻り口上を述べる、、



 ・・・ そう大見得を切ったわれに、

         身の凍るような言葉を吐き出す女!・・・


 「ん〜とね?ずっと此処にいて!」


 ・・・どわわっ!、、、はへぁ?????・・・

 そっ、それだけはならん、、、それだけは!!!それは、、

、我にとって、、

 禁断の願い!


 禁断の言葉!


 禁忌されるべき言葉なのだぁー!!!!


 ・・・だがこの女は、禁断の言葉を口にしてしまったぁ〜!!!!・・・


 最悪だ、、、

この女が天寿を全うするまでもはや魔界へ帰ることはかなわん!

 

 しかも、このサイズ、、、でだ!                                                                              つづく


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