本日の天気です『トウソウソシテモウソウ』となるでしょう。
あれから、般若面を装着した私はと言うと。
詩織ちゃんを連れて、ポチが通う学校にてポチ捜索をしております。
見つけしだい処刑じゃいッ!!
「奴は、この教室かァァッ!?」
勢いよくドアをスライドさせた私の事を、教室に居た生徒達が見てくる。
てか、先生いるじゃん‥‥
「授業中みたいですね、舞お姉様」
「みたいだね、詩織ちゃん」
そして、顔を見合わせた私達は‥
「撤退するぞッ!!」
「了解です!!」
逃げた。
適当に逃げ回った私達な訳ですけど
「はぁ‥はぁ‥ダメ‥‥死ねる」
面を付けながら走っていた私は、息が出来ませんでしたッ!
「あのね、舞お姉様‥‥苦しいなら面を外せばいいでしょ?」
いやいや詩織ちゃん、アンタには言われたくないから!
私が面を外そうとする度に。アンタ、悲しそうな目をしてたしッ!
「ところで舞お姉様、ここ何処でしょ?」
そう聞かれた私は、般若面を外して辺りを見回すと‥‥
「何かね、ここに生徒会室ってあるけど‥‥入る?」
「錠が開いているなら入りますけど‥‥」
「よし! 閉まっていたら、こじ開けよう」
詩織ちゃんが止めようとしたけど、動き出した私は止まらない♪
「あれ? 鍵、開いてんじゃん」
最初っから、こじ開ける必要は無かったのね‥‥チッ!
まぁ、何はともあれ、生徒会室に入った私達は‥‥
「それじゃあ、昼まで休憩しますか?」
「そうですね」
部屋で昼まで休憩する事にしたんだけど、この後どうするかも話し合っといた方がいいかな‥‥
「さて、詩織ちゃんはこの後どうするか、何か考えある?」
「私ですか? そうですね‥‥
私達の服ですけど、ここの制服に変えませんか?」
「制服ねぇ‥‥」
そこで私は詩織ちゃんを見て、想像してみたけど
「私はいいけど‥‥
詩織ちゃんはその‥ね?」
出るとこ出ててるし、引っ込むとこ引っ込んでるし、そのうえ背が高い‥‥羨ましい体型しているよ。
でもね、そんな詩織ちゃんが制服を着ると、大人っぽいって言うより‥‥犯罪チック。
「あのぉ〜、舞お姉様の言いたい事がよく解らないのですが‥‥
何が言いたいんです?」
おっと、詩織ちゃんが怪訝な顔で見ているのに、気が付かなかった。
「解っていないって罪だねってこと」
「‥‥はっ?」