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本日の天気です『カイギイズレハンニャ』となるでしょう。

 詩織ちゃんが私の事を隠し撮りしていたのにはちょっと驚いた。

 気持ちは嬉しいけど、私には華月がいるから断ろう‥‥ゴメンね詩織ちゃん。

 

 さて、色々と遠回りをした気もするけど安心して。

 今は、詩織ちゃん宅を拠点に、華月を奪った奴の情報を集めているよ。

 

 泊まり続けて3日目の朝、今日も頑張るぞぉ〜〜!

 

 「朝の会議を始める」

 「はい、私から報告です。

 倒すべき敵は、ポチと同じ学校に居るとの事ですが、これ迄の聞き込みをした結果

 華月様と思われる方と、付き合っている者は居ませんでした」

 「‥‥」

 「どういう事だ!転校でもしたのか?」

 「いえ、その様な者は居りませんでした」

 「‥‥」

 「ポチ、お前からは何もないのか?」

 「そうですよ、一言も喋って無いじゃないの」

 「それなら、俺からも‥‥」

 「なんだね?」

 「なんです?」

 「なんスか朝の会議って!?

 昨日まで無かったんスけど!!」

 

 ポチの叫びを聞いた私達は、一度顔を見合わせてから、声を揃えて答えた。

 

 「「気分だよ」」

 「ついてけねぇ‥‥」

 

 そう言うけど、ポチにも情報収集は頼んでいた筈だけどな?

 

 「ねぇ、ポチが集めた情報は?」

 「あぁ、それならコレっス」

 

 ポチが私に渡したのはA4サイズのレポート‥‥なんじゃこりゃ?

 

 「先に言っておきますけど、俺は関係無いっスよ」

 「?」

 

 ポチが意味不明な事を言ってるけど、関係あるのかな?‥‥って、なんじゃこりゃ!!

 

 「舞お姉様?」

 「見つけたみたいだから、俺は逃げるわ」

 

 レポートの一枚に貼られていた、写真を見てポチが言っていた意味を知る

 

 「華月が、華月がぁぁぁ!!」

 「華月様が?」

 「ポチとホテルにぃぃぃ!!」

 「なッ!」

 

 何が関係無いだ、あの野郎ぅ!!

 

 「駄目よ舞お姉様!顔が人に見せてはいけない表情になってる!!」

 

 立ち上がった私を、泣きながらでも止めようとする詩織ちゃん‥‥だけどね

 

 「拙者にその様な事など、関係ござらんよ」

 「では、せめてこの般若面を!」

 「うむ、忝ない」

 

 詩織ちゃんが差し出した般若面を装備した私が行く先は宿敵ポチの許!

 

 「拙者から姫君を奪ったポチよ、拙者は逃がさぬぞ、地獄へ逃げようと逃がさぬぞぉーー!」


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