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本日の天気です『ワタシノチフラレ』でしょう。

 

 何時も私【桜井 舞】と未来の恋人である【結城 華月】は学校から帰る時に二人で帰っている。

 そして、二人で帰っている時に華月と恋人に成るために私は‥

 

 「今度の日曜、合コンするんだけどさぁ‥‥恋人居たっけ?」

 

 こうして色々な手を使って何時も華月に探りを入れている。

 

 「‥‥うん。」

 

 なっ!?何時もはイナイヨぉ〜♪ってお気楽に答える癖に!

 

 何で今回は、俯いたり恥じらったりするの?

 確かにその方が可愛いけどさ‥‥ヤバい、抱きつきたい。

 

 「抱いていい?」

 

 あっ、心の声が‥

 

 「・・・バカ。」

 

 イヤン♪そんな呆れた目で見ないでぇ〜♪

 さて、思考を切り替えよう。

 しかし、恋人だなんて何時・・・まさかッ!

 

 殆ど一緒に居るのに何時恋人が出来たのか考えて要ると、一つ思い当たる事があった!

 

 「今度、そのギャルゲー貸してくれない?」

 「何で、私の恋人は空想の人なのよッ!」

 

 えッ!違うのッ!?

 しょんなッ!ショックで、目眩までしてきたよ。

 

 「ふらつかないでよ、それに彼氏が居ても私達は何時までも友達だから大丈夫よ。」

 

 追い撃ちクリーンヒットォォォ!!

 

 最悪だッ!華月に告白する前にフラれた。

 

 ・・・しかも、永遠友達宣言付き。

 

 「ウフフ、フフフッ!ハハハハハハッ!!」

 

 急に笑い出した私を華月は大丈夫かコイツ的な目で見ているが‥‥否!

 

 此処まで追い込まれて大丈夫な訳ないでしょぉうがぁぁあ!!

 

 だけどね、そんな事は認めたくない!わたしゃ認め無いよ!!

 てか、誰が私の可愛い華月に彼氏なんて認めかボケッ!

 

 「ちょっとぉ〜大丈夫?‥病院行く?」

 

 私より頭一つ背の低い華月は、自然と上目遣いで私の事を心配(?)して話し掛けてくるが‥

 

 それがまた可愛いくて可愛いくて、もぅ抱き締めたいッ!

 

 「否ッ!心配無用でゴザル。」

 

 だがッ!そんな可愛い華月を欲望のままに襲わない為に私は右掌を華月の顔に向けて制止のポーズをとる。

 

 ‥わたしぃ、襲うなよぉー

 

 「‥‥ゴザル?」

 

 首を傾げるなッ!あぁ〜抱き締めたい衝動がぁぁあ!!

 

 ‥たっ、耐えんだァァ、ワタシィィィ!!

 

 「拙者、今から討たねば成らぬ者がおるゆえに此にて去らばッ!」

 

 下唇を噛み締め、血を垂らしながらも何とか私は耐えたが‥‥

 

 これ以上は無理だッ!

 

 「チケショウォォォ!!」

 

 そして、華月に背を向けて涙を滝の様に流しながら走る私の目指す先は‥

 

 「いざ行かん憎き彼氏の基へ!」

 

 そして、数分走ってから私は気付いた私は華月に電話をしていた。

 

 「彼氏ってどんな人?」

 『やっぱり‥‥病院行く?』


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