第1章
pixivで投稿した再録です。誤字・脱字は直して文章も少し変えましたが、ストーリーの内容は変えていません。
おれは目覚めた。
おれはまわりを見回すと知らないところだった。壁が白いところをみると、どうやらどこかの病院らしい。
おれはベッドから降りようとからだを動かそうとしたが動かない。なんだかからだ中におもりを付けたみたいだ。
「どうなって、いるんだ……」
おれは声をだしておどろいた。
おれがだした声は、まだ声変わりをしていない、かん高い声だからだ。おれがいる部屋からドアをノックする音がして、部屋から数人のひとがはいってきた。白衣を着ているみたいだから、どうやら病院の医者みたいだ。
その中のひとりの医者がおれを見た。背の高い威圧感のある女医だ。
「おきたみたいね」
女医は言う。
「どうにゃって、いるにょ……」
おれの口がうまく回らないみたいで、まるで小さな子どもみたいなしゃべり方をしていた。
女医以外の医者たちはおれのしゃべり方がおかしいのだろうか、クスクスと笑い声をだしていた。
「あなたたち、笑わないの」
女医がまわりの医者たちに注意すると、医者たちは笑い声をやめた。
女医は聴診器でおれの胸をさわって診察をした。
「からだには異常がないわね」
女医はベッドにある名札を見た。ベッドの名札にはおれの名前が書いている。女医は俺の名前を言った。
「はい、そうでちゅ……」
おれは答えた。
「まだ声の調子が悪いわね」
女医は言った。
「私の質問に、YESだと首をたてに、NOだと首を横にふって」
女医に言われて、おれはYESと首を縦にふった。女医はおれに質問をしてきた。
「君がなぜここに来たかわかっているわね」
おれはわかったので、首を縦にふった。女医はおれに質問をしてきた。
「君はなぜここに来ているかわかっているわね」
おれはわかったので、首を縦にふった。
おれは中学二年生で、ほかのやつよりも背が高く、頑丈なからだをしている。
おれはいわゆる不良少年で、カツアゲ、弱いものいじめ、飲酒、喫煙などと、たくさん悪いことをした。
ある日、学校の先輩たちと一緒に遊んでいた。そこに一台のクルマがあった。おれたちはクルマに近づいた。クルマのドアが開いたままで、クルマのカギがささっていた。
先輩たちたちはそのクルマに乗りこんだので、おれもクルマに乗った。
運転席に座ったの先輩がクラスのカギをひねった。クラスのエンジンがかかり、クルマが動いた。
クルマは猛スピードで走った。
スピードを出していたので警察の白バイに見つかった。
警察に捕まりたくないおれたちは、クルマのアクセルを踏んでスピードをだした。信号待ちで止まっているクルマをよけようと対向車線からはみ出したらトラックがきた。
運転席の先輩はトラックに当たらないように、クルマのハンドルをきった。だが、クルマのスピードの出しすぎで、先輩は運転を誤り、クルマは横転した。
おれたちは横転したクルマから出た。おれは肩のあたりが痛かった。どうやら鎖骨が折れたみたいだ。近所の人が警察に通報したのでパトカーがやってきた。おれたちは警察に捕まった。
警察がおれのことを調べたらしく、おれの様々な悪事が判明した。
警察官が言うには、おれの鎖骨の骨が治ったら四、五年は少年院に入るだろうと言われた。
警察官はある実験におれが参加すれば、少年院に入らなくてもいいと言う。




