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新しい家族はもふもふでした!幼女はもふもふと幸せな明日を生きる事になりました。  作者: ぷらなちか


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やっと始まった淑女計画

お待たせしております。

ちょっとだけ秋らしくなりましたね。

暑いけど…。

淑女計画と言うか所謂マナー教育だよね?


ナターシャ先生に改めてご挨拶してから数日の猶予期間をへて、私の初めてのお勉強が始まりました。

辺境伯の娘として身に付ける教養や知識、貴族に必須の決まり事など、学んで覚える事はたくさくあるみたいなんだけど、初級クラスな事は普段から家族から教えられているし、この年ですでに王家と謁見を済ませていたりするので、そういう部分ではちょっと規格外な幼女らしいです…。

まぁ他にも色々規格外なのは自覚してますけどね~

バロックがいちいち笑いを堪えてるのが、げせん!


「ライネリア様、もう少しだけ足を引いて頭の位置はそのままに、ゆっくりと身体を下げる感じです。」


「こうですか?」


私は今、淑女と言えばのカテーシーの練習中


コレ、優雅に見えるようにやるためにはかなり体幹維持が必須な感じ。

何度も繰り返すと足がプルプルしちゃうし、翌朝には筋肉痛ですぐに起き上がれないんだよ!

でも女の子なら絶対マスターしたいよね♪

おねえさまのまねで適当なのはやってみたことがあったけど、

ちゃんと習ってやってみると全然ちがってたわ~

淑女って大変なんだなぁ知らなかったわ。

大人の淑女は重いドレスにかかとの高いヒールを履いてダンスしたりまでするんだもんなぁ~私には無理かも?

何て思いながらもとにかく頑張ります!


「ライネリア様、今のはとても優雅で良かったですよ。その姿勢をもう少し長く維持できるように練習を続けていきましょう。ではこのあとは座っていただいてこの国の成り立ちのお話をしましょう。」


「はい。お願いいたします!」


ナターシャ先生はマナーだけでなく歴史や古典、地理に外国語まで網羅している先生で、私みたいな勉強を始めたばかりの子供の教育を得意としているらしく、教え方も時間配分も興味の持って行き方も本当に上手で、私は毎日ナターシャ先生との勉強の時間が大好きで夢中になりすぎてるかも?って思うくらい。


リリとロロはちょっと心配してたけど、家族は焼きもち妬いてます。

なんかお勉強に夢中で私がみんなの相手をしてくれない!とか言われちゃってる。

でも楽しいんだもん♪


知らないことばっかりで新しいことだらけのお勉強って本当に楽しいんだよ!

算術(算数)はまぁ、転生者だし、前世?で体験済みだからナターシャ先生に驚かれるレベルだったみたいだけど、それ以外は本当に初めての体験なんだ♪


ちなみに知恵熱出すほどに精霊たちからもらった知識とは別物の学びでした。


私はそんな感じにのんびりと平和に辺境の暮らしを満喫し成長を続けました。

本当はまぁ平和じゃない日もあったり?したんだけどね、まぁおおむね平和でした。


そうして私は立派なミニ淑女として無事に五歳になりました!!


辺境伯家の次女としておおやけに領民や近隣の貴族たちにお披露目されることとなったのです!


私がカテーシーの練習を頑張ったのも今日の為だったりします。

綺麗な優雅なカテーシーを披露するために、こっそり庭で体力づくりをしたり、お披露目の口上を何度も練習したり、本当にこの1ヶ月ほどは大変だった…。


屋敷の中では普通に過ごしてきたけれど、五歳になるまでは家族や親族以外には極力会わないのが、貴族の習慣と言うか決まり事らしい。

昔は五歳まで生きられない子供が多かった。

貴族の子供でも平民の子供でも死んでいた。

特に異種婚姻で生まれる子供にその確率が高く、それを憂いて同族婚姻を繰り返した結果、親族婚が増えて死亡率が逆に上がってしまった。

試行錯誤の末にご先祖様たちは子供を死なせないために色々な研究をし、決まりを制定した。


その結果、近年はぐっと子供の死亡率が下がり、人口も安定したのだが、それでも五歳になるまでは家族だけで守ると言う習慣は根付いている。


三歳で神殿にて出生を登録するのも、五歳まで生きてほしいと言う願いと生まれた証を残す行為なのだと言う。


無事に五歳になれた私は、今日からは今までよりも自由に外に出られるかもしれない?

そのことにワクワクする。


でも、まずはお勉強の成果を示し、立派にお披露目を済ませないとです!


読んでいただけで

ありがとうございました。


ご感想やぽちっとなどいただけると

狂喜乱舞いたします♪

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