85話、戸田浦の戦い①
お久しぶりです
―――――――奥州・平泉『柳之御所』――――――――
「我らは、伴征東将軍の御味方をする。目の前に立ち塞がるものは親、兄弟であろうと、うちとれぇい!」
「「「「「おぉ!!!!」」」」」
"新当主"藤原出羽守泰衡の号令の元、奥州平泉の兵たちは勇んで出陣して行った。
――――――――伊豆国戸田浦・ 源頼朝軍―――――――
「伝令!伴遠江守は軍を3つにわけ、各地に兵を進めたようでございます!」
「もう来よったか!伊豆に向かってくるのは誰だ!」
北条時政が立ち上がってのたまう。
「遠江守自らにございます!その数1万!」
「それに対し我が方はかき集めて7000。」
と上総広常
「注進!源九郎様率いる平泉軍1万が、倍ほどの2万程の軍に攻撃を受けてるとの事。九郎様を攻めている軍率ているのは藤原陸奥守様の嫡子、藤原出羽守泰衡様との事!」
「九郎は戦上手だ。上手く逃げるだろう。」
ドガーーーン
ドーーーン
「何事だ!」
頼朝方の武者たちが沿岸を見ると、
船から無数に玉が撃ち込まれている。
陶器の玉が飛んできて、地面に着くスレスレで火を吹いているのだ。
「遠江守は妖術使いなのか!」
「伝令!戸田浦に遠江軍が入ってまいりました!」
「な、な、何!?」
「すぐに迎え撃て!」
――――――――伊豆国戸田浦・征東軍――――――――
「者共!頼朝の首を持ってきた者は一国一城の主とし、名のある首をもってきたものにも褒美をとらす!雑兵には目もくれるな!」
伴以盛は兵に明確な褒美を示し、鼓舞をしていく。
「「「「「「おぉ!!!!!!」」」」」」
「神聖隊!駆け抜けい!」
「「「「「おぉ!!!!!」」」」」
城国光を先頭に一際派手な甲冑の集団が頼朝軍の中を駆け抜けていく。
「姉さん矛に行き遅れの念がこもってるわよ!」
「姉さん綺麗なんだからすぐ見つかるますよ〜」
城国光は、大矛を棒切れのように振るい敵を薙ぎ倒していく。
「あんた達に言われたくないわよ!番のくせに!」
神聖隊が通った後には血の池が出来ていたという。




