84話、意外と集まるもんだ。
またまた戦です。
出陣前夜、俺のは妻の膝の上にある。
「貴方様。」
「ん?どうした?玉。」
「実信が言うには、出産の兆しありとの事です。」
「そうか。頼朝めの首をとる頃には子は生まれておるかもしれぬな。」
「貴方様の子なら、武勇に優れ、民にもしたわれる。そんな名君になるでしょう。」
「そなたの子なら秀麗で、雅な子に育つであろうな。」
「ふふふふ。健やかにのびのびと育ってくれたら良いです。」
これから何月この膝枕を味わえるか分からないから今夜だけは堪能したい。
――――――――賊軍征討前 評定――――――――
「今、大庭景親を初めとするこちら方の諸勢力が源頼朝、武田信義の猛攻を防いでいる。我らは攻められる味方を救うために兵をあげる。我は征東将軍伴遠江守。お主らはみなその郎党だ。官軍の男たちよ。今朝敵共を蹴散らせえい!」
「「「「「おぉ!」」」」」
この征討戦では、俺の直下兵団500と神聖隊1500、郎党たちそれぞれ1000ほど、外様衆も一族郎党領民がそれぞれ集まったので合計15000の兵が集まった。三河介、尾張介、そして征東将軍の権威で、さらに三河、尾張、駿河からそれぞれ5000の兵が集結した。何しろ今までの商売で周辺国の民たちからも評判がいいらしい。
これで合計30000の大兵力となったのだ。
30000を第1軍、第2軍、第3軍の3つの部隊に分けた。
それぞれ10000ずつの軍勢だ。
第1軍、将 伴以盛
副将 伊藤景清
侍大将 渡辺俊、千葉常胤、原清益、相良長頼
第2軍、将 平盛俊、
副将 伊東祐親
侍大将 石橋盛宗、辺見光長、平盛嗣
軍師 曾禰厳尊
第3軍、将 平盛綱
副将 勝間田成長
侍大将 曽我祐信、井伊共直、横地長重、赤坂長勝
軍師 長谷川実信
とした。
強部隊として、それぞれに神聖隊、僧兵衆、赤坂隊をつけた。
斎藤実盛や義父上を初めとする、残っている将は、遠江に攻め寄せてくる敵への備えとして置いている。
「いざ、出陣!」
女性は見送りを出来ないため玉は出れぬが、甲冑姿のおっさんたちに見送られ征東軍は坂東へと向かった。
頑張れ以盛!




