71話、真・富士川の戦い③
さぁどうなるのでしょう。編成編です。
10月18日
「陣形は方陣。」
実信が、編成を発表していく。
「中央、平遠江介盛俊殿を将とし、副官を赤坂兵部小丞長勝殿、井伊八郎共直殿、兵を8000とする。」
「「はは!」」「おぉ!」
「左翼、斎藤尾張介実盛殿を将とし、副官に、勝間田平三郎成長殿、曽我太郎祐信殿をつける。兵は、6700」
「「「はは!」」」
「右翼同じく6700で、伊藤伊豆介祐親殿を将とし、副官に原三郎清益殿、相良三郎長頼殿。」
「「「はは!」」」
「父上は、遊軍として、上総隊1000を率いてくだされ。」
「承知した。」
「城上総大掾國光殿、そして僧兵の取りまとめの……」
「治部丞殿、僧兵たちの頭目は、拙僧の後ろに控える千光房七郎が。」
「千光房でこざる。」
え?何こいつ。弁慶?
「では、上総大掾殿と千光房殿は、本陣として、遠江守様の周りをお固めくだされ。」
「「はは!」」
「横地殿。」
「は。」
「横地殿と、私で、横地城にて籠城致します。」
「なるほど、横地城に、敵を当てさせることで、敵を二手に別れさせるのですな?」
「はい。しかし、これには男手が足りぬゆえ、怪我人や病人、女子供、老人までも戦闘要員となることになりますが。」
「籠城では、女も子供も関係ありませぬ。横地の民たちは、皆遠江守様のために命を散らす覚悟でござる。」
「では、皆の者、出陣だ!!!」
「「「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」」」」」」」
いよいよ、出陣ですね、、、、




