7話、伊豆の館にて
鷹丸は、1159年の生まれです。
永万2年4月2日、俺は9歳になった。
ご存知の通り俺は父(平朝臣大納言清盛)に寵愛されている。
「松王丸ももう9つか。祝いとして、そなたの望みを1つ叶えてやろう。」平家一門を滅ぼした源頼朝という男に会ってみたい。まぁ最も俺は八男、さらに神官になる予定。平家が滅びようと知ったことは無い!^-^
「そうですな、では、伊豆に行きとうございます。」
「伊豆とな!」
父が露骨に嫌そうな顔をしている。それもそのはず、伊豆は平治の乱で父(清盛)に破れた源義朝の子源頼朝が流されているのだ。あの源頼朝(平家キラー)だ。まぁ、ただの好奇心で会ってみたいだけだが。
「はい。源頼朝という男をこの目で見てみとうございます。」
「よ、頼朝と会いたいと申すか。まぁ伊豆は我らの一門北条の所領。頼朝とて手荒な真似は出来ぬであろう。良いぞ。伊豆への見聞許そう。」
「ありがとうございます父上!」
「かわいい松王丸の願いとあれば聞かぬ訳にはいかぬわ!」父は黄金の飾りのついた太刀を俺に渡すと御所へと行った。
伊豆へは供の者として、平盛俊、乳母子伊藤忠清の次男伊藤吉右衛門、下人の作兵衛と長吉を連れて行った。
「松王丸様、初めまして北条遠江守時政でございまする。」
下座で人の良さそうなおっさんが平伏してが名乗る。北条時政(頼朝の岳父)だ。
「時政殿我らは同じ平家一門じゃ。頭をあげよ。」
「はっ」
「鷹丸様、お誕生日おめでとうございます。聞きたいことがあればなんなりとこの時政にお申し付けください。」
「では時政、そなたの娘の婿、源頼朝とはどういう男か?」
「!!!!なぜその事を知っておられますか!?」
あ、やばい中学校の時の知識でついつい言ってしまったが、頼朝と北条政子の婚姻は内密に行われたものなのか。まぁそうかいまで言えば地方の支店長といえど本社社長の親戚、娘がライバル企業の子と結婚したら本社からの覚えは悪くなるな。
「風の噂じゃ。」
「まさか、京の都(大納言様)まで婚姻の話が聞こえているとは…」
「あ、安心せい!ち、父上は婚姻のことは源家の血筋を取り込めたと喜んでおったぞ。」嘘だ。もちろん嘘だ。嘘も方弁だ。武士の何とかは嘘とか聞いたことあるような気がする。
「そうですか。それはよかったです。」なんか心が痛むな。
「して、時政やつは岳父のそなたから見てどのような男か。」
「倹約上手のケチで、なんの面白みもない男ですな。」
え、来た意味なかったかも?
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ちなみに今日は作者、蛇足の誕生日です!今日で18になりました!やっと選挙権貰えました(^_−)−☆