58話、大集合!
いやぁねむい。
今日は、遠江に、住む在庁官人や国人達を松殿に集めている。
もちろん遠江守の威光で集まらせたのだが。
「伴遠江守以盛である。」
「「「「「ははー!」」」」」
「そなたちの所領は責任を持ってこの遠江守が安堵させてもらう。その代わりそなたらに守って欲しいことがある。」
「恐れながら、井伊八郎共直にござりまする。遠江守様の守って欲しいこととは?」
「共直。そなたの疑問、その通りだ。俺が守って欲しいこととは、遠江法度次第。つまり、遠江国でのみ出される律令だ。」
「勝間田平三郎成長でござる。どのような律令に、ございますか?」
「うむ。では遠江法度次第を読み開げる。
一、民に搾取はせぬこと。
一、民を私有化しないこと。
一、遠江守が派遣した兵を駐在させること。
一、松殿周辺に屋敷を立て、嫡子を住まわせること。
一、神仏より、遠江守の命に従うこと。
一、勝手に、他国の者と婚姻や同盟はしないこと。
以上6ヶ条のうち1つでも破れば、譜代であっても、遠江守直下兵、ほかの国人の兵で居館や居城を攻める。」
「「「「「ははっ!」」」」」
「もうひとつ皆にやって欲しいことがある。各自の所領でこの幼虫を育てて欲しい。」
「この虫は?」
「蚕と言って、生糸を付ける虫で、生糸や絹を京や他国さらに、宋にまで売ろうと思う。売上の取り分は伴4そなたたち、6でどうじゃ?」
「「「「「お任せくだされ!!!!」」」」」
「決まりじゃな。他にも内政に役に立つことをそなたたちに教えようと思う。」
「「「「「はは!!」」」」」
ひとまずは朝廷の威光と内政のアドバイスで従ってくれるようだ。
簡単な勢力図。もちろん他にも開発領主入るでしょうけどここまで調べるのに5時間くらいかかって調べるのがめんどくさくなって飽きられました。もし、平安時代末期の遠江の在庁官人に詳しい方いたら教えてください。
感想、いいね、レビュー等まってまーす。
井伊氏や相良氏などこの時代の遠江ってなかなか面白いです。




