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55話、末代までの単身赴任

「判官様、兵も揃ったことですし、そろそろ領国経営なされては?(そろそろ頼朝に対抗するために東海を要塞化しろよ。)」


「実信殿の言う通りですぞ。この実盛、武蔵の長井で別当をやっておりました。内政もお任せくだされ。」


「それに長明殿からも、早く作った法を持ってきてくれと言われております。」


実盛と盛俊までうるさいんだよ!


「とゆうことで判官様、お父上に。」











―――――六波羅、平清盛邸――――――



「父上、私の屋敷、遠江に立ててもよろしいですか?」


「う〜ん、一門は六波羅に居を構えて欲しいのがなぁ。」


「憚りながら、六波羅入道様。」


「ん?なんだ?実信。申してみよ。」


「は、判官様は八子で庶子であられます。ならば、判官様が平一族の分家を起こされると良いのでは?」


「う〜ん、分家か〜。悪い案ではないのだがなぁ。う〜ん。」


(わたくし)は賛成ですよ。」


ここで意外な助け舟が。


「しかし、お菊、わしらのかわいい松王が、遠江に土着するのだぞ?」


「平家一門も元を辿れば、臣籍降下なされた平高望公が坂東に土着なされてますわよ。」


「うん余も良いと思うぞ。」


ん?この声は?


「親王様!どうなされたのですか?」


「うむ、清盛と、松王丸に伝えたいことがあってな。」


「伝えたいこととは?」


「清盛、その話はあとで良い。遠江に下向し、本拠とするのはとても良案じゃと思うぞ。その代わり遠江の魚介を余に送ってくれよ。」


「あら、親王様、私と同じことを思われてらっしゃるわ。」


「むむ、菊華殿も食いしん坊だったとはな!」


「はっはははは」

「おほほほほほ」


「とゆうことで父上、よろしいでしょうか?」


「しょうがない。分家を起こし、遠江に下向することを認める。」


「ありがとうございます!!父上!」









とゆうことで以盛、単身赴任することになりました!末代まで。

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