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41話、夫婦は似る。

ご指摘がありましたので蒲開宗にムスリム商人を編集しておきました。ご迷惑おかけします。
























最近カップルを見てたらやけにモヤモヤします。

「兵衛少尉様、今後もご贔屓に。」

「俺もお主とは良い関係を気づきていきたい。」

との商談も終わり、火薬をとりあえず200斤買った。火薬職人は後日俺の元に来てくれるとのことだ。



「兵衛少尉様もう変えられるのか?」

信大夫じいさんが居館から顔を出して聞いてくる。

「あぁ、もう帰るよ。爺さんも一緒に来てくれるかい?」

「ははは。わしはこの大輪田の港が気に入りましたわい。倭人に、唐人、回教徒までおる。まるで世界の中心におるようじゃ。」

「館も気に入ってくれたか?」

「もちろんじゃ。こんないい館初めてですぞ。」

「そう言って貰えると嬉しい。頼りにしてるからな。」

「任せといてくだされ。この老耄、小早で一番駆けしますわい。いざ六波羅へですな。」

あれ?いざ鎌倉へじゃねぇの?


「あ、そうじゃそうじゃ、景清殿はいらっしゃるか?」

「吉左、信大夫が呼んでるぞ。」

「信大夫殿、どうなされた?」

「大頭から、そなたにと。」

真鍋水軍の者が大きな包を持ってきた。

景清が包みを開けると中から大きな薙刀が出てきた。

「信大夫殿、失礼ではあるが、真鍋家の家宝は受け取れぬと重貞殿に。」

「薙刀のような長い得物は船の上では使えなくてな。平三も船上では使えぬ宝の持ち腐れならばこの薙刀が似合う者にといつも申しておった。」


「しかし.......」

「受け取ってくれぬか?」

「吉左そこは平三と信大夫の好意に甘えろ」

「ついでにと言ってはなんだが、わしの孫娘ももろうてくれぬか?」

「!!しかし.......」

「吉左そこは平三と信大夫の好意に甘えろ」

ん?あれ?孫娘をもらう?

「忠清殿もよろしいか?」

「もちろんでござる。逆に倅は武一辺倒で女子の気持ちなど分からぬがそれでも良いのか?」

「わしの娘もそんなもんじゃ。じつはもう屋敷におってな。夫婦の契の準備も出来ておる。」

あれ?なんか大きな船がこっちに向かってくるぞ?




「お〜い隠居じじいどこだ〜?」

船の上から一際大きな声が.......

「ここじゃ〜五郎。おぉ頭も四郎も一緒のようじゃな。」



以盛侍従、真鍋水軍の面々で信大夫の屋敷に入るとゴリラみたいにでかい女と思っていたら、絹帽子を綺麗で華奢な娘がちょこんと座っていた


「婿殿これが、わしの孫娘、鈴じゃ。」

「鈴でございます。不束者ですがよろしくお願いします。」

「こ、こ、こ、こちらこそ」

吉左衛門のやつ耳まで真っ赤だ。

真鍋五郎資光さんもう酔ってるやん

「鈴〜いつものお転b」

ドゴッ

その場が凍りついた。資光は伸びた。

「景清様なんでもございません。お転という鳴り物があるのです。五郎兄上はその事を申したのでしょう。とてもお強い武者とお聞きしました。鈴にもその太刀筋見せていただきたいです。」

綺麗な顔ですっごい笑顔で言う。

「鈴それでは.......」

花嫁がすごい顔で真鍋水軍大頭真鍋平三重貞を睨む。

真鍋三兄弟の次男、信貞は部屋の角のただ1点を見つめている。

忠清と信大夫は唖然としている。

しかし、1人だけ違った。




そう、景清だけは、



「鈴殿。」

「はい?」

「景清はあなたに惚れてしまいました。」

「し、しかし私はお転婆で船に乗って青龍刀を振り回すような女ですよ?」

あ.......自分で言っちゃった.......

「ますます惚れました。男は強いおなごに惚れるものなのです。」

「貴方様.......」



とゆうことで、伊藤夫妻は初夜の交わりをし、

ほかの皆は、鳥のような肌になり、ガタガタ震えながら朝まで酒を酌み交わした。


あら、お似合いカップルだこと(嫌味)

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