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4話、じいちゃん

今日は、母とともに母の実家である賀茂神社に行った。

自慢じゃないが俺は平清盛の息子で鴨長明の甥っ子だ。

そう、ボンボンなのだ。

途中、母から蘇というお菓子を牛車の中でもらった。見た目は、バターのようだ。食べてみるとほんのり甘く柔らかい食感だ。

そうこうしているうちに賀茂神社につき、参拝をし祖父と伯父が待っている、賀茂家屋敷に着くと老年の下人が待っていた。

「お菊様、松王丸様お待ちしておりました。」

「七郎、長明は屋敷にいるかしら?」

「長明さまは今日は俊恵様の元に和歌の稽古に行っております。半刻もすると帰ってこられると思いますが急用でしたらお呼びしましょうか?」

「ならいいわ。父上に通してちょうだい」

「かしこまりました。」

下人七郎に連れられてならなか大きなへやにとおされた。

「おお!二人ともよくぞ参ったな!!!鷹丸こっちにちこう寄れ」

この男は菊花殿の父で俺の祖父にあたる賀茂長継であろう。

「父上久しぶりでございます。」

「じじ様ひさしぶりでござる。」

「松王丸~大きくなったのぉ〜!そなた、今5つか?」

「そうでごいます。じじ様もお元気そうで何よりで」

「じじは鷹丸が嫁を娶るまで死ねぬからな。」

確かにこのじじい長生きしそうだ。


この時は鴨長明はまだ出家していないので長明の読みはナガアキラです。ちなみに自身は出家後、蓮胤(れんいん)

と名乗ったそうです。

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