表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/102

37話、島人ぬ宝

今日は土曜日なのに授業があって不満です。



二限リモートだったので寝ればよかったのですが、三限は対面なのでとてもだるかったです。















高校生に戻りたい。

「あんたらが乗るのはこの船だ!」

そこには一隻の大きな船と五隻の小さな船があった。

資光はその中の1番大きな船を指差した。


俺とおねえたま、実盛達は大きな船に乗りその周りを五隻の小さな船が守るように出航した。




「この船は、親父が唐人から略奪船をして、真鍋島の職人に造らせた唐船だ。これと同じものがもう二隻ある。」

「そなたの父上とは?」

「真鍋日方間大夫馬資さ。瀬戸内の海賊の頭だった男だ。今の当主は、俺の長兄、真鍋平三重貞だがな。」

「オ、オエ」

「おい!あんた、船の中で吐くなよ!海に向かって吐いてくれ!!」

「す、すまぬ。ゲロゲロゲロゲロ」

景清は船酔いですっかりいつもの威勢がない。





「頭、でけぇ魚が釣れたぞ!」

「よし!俺が捌いてやろう!!!」

「おぉ頭が捌くのか、客人さんたちよぉ楽しみにしときな!頭はこう見えて手先が器用だからな!」

「こう見えては余計だ!」



資光が美しい手さばきで魚を捌いている。このでかい魚はブリだ。丁寧に、身の余すところなく捌いていく。



「捌けたぜ」

うん、うまい!さすが釣れたて捌きたてだ。スーパーの刺身より何倍もうまい!!つける調味料が醤油じゃなくて酢なのが、意外とあっててうまいだが醤油がいい。




ブリを味わっていると、真鍋島に着いたようだ。

意外と大きな島で船着場となってるいる岸から小高い丘の上に館が見える。

「錨を下ろせ!」

資光はそう言うと

「大頭、平三重貞に会ってもらうぜ。」

「重貞殿はこの館に住んでるのか?」

「いやこの館は、俺の城だ。城の名は城山城。俺が築城した城だ。」

どうやらこの城は敵の来訪をいち早く知らせる櫓のような役割をしつつ、支城のような役割も果たすのだろう。この城だけでも柵が張り巡らされている。道も複雑になっている。

「重貞殿はどこにおるのだ?」

「兄上は、真鍋城におられる。」






少し歩いてくと小さな屋敷があった。

「おぉ、五郎帰ってまいったか!」

「ご隠居殿、五郎、ただいま帰ってまいりました」

「そうかそうか、とゆうことは後ろにおられるのは清盛様の御子じゃな。小さな島ですがどうぞごゆるりとお過ごしなされ。」

「ご隠居のお名前は?」

「わしの名か、答えるほどのものではござらぬよぉ」

「この方は、親父の次弟、福原信大夫殿じゃ。」

「おい!五郎、かっこよく登場しようと思ったのに台無しではないか!!」

「大頭の元にまいらねばならんので。」


感想、いいね、ブックマークお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ