34話、刀泥棒じゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁ
今回は茶番回です
一応僕、所謂、六大学って呼ばれる大学に通ってるんですが、サブキャンパスなので、学食なくて辛いです。昼はパンです。パジャマで行ったら友達に友達やめよっか?って言われて辛いです。
「姉上は、車にお乗り下さい。小磯も。」
お姉たまと侍女の小磯さんは牛車に乗った。
それを守るようにして前方には乗馬で俺、実盛、景清が
側面にはそれぞれ五郎太と忠兵衛が
後方に正右衛門と義盛が控えている。
伊勢義盛はとてもうるさいので後ろに控えさせた。
荷物は自分のものは自分で持つようにしている。五郎太が持つと言ったが、お前たちには姉上の護衛に専念してもらいたいと伝えた。これでおねえたまからの好感度アップしたよねっ☆
都を出て4時間ほどたった。
「以盛様、摂津国に入りました。」
「となるともう少しで大輪田泊ですな!」
テンション高いな。景清。
「景清殿、まだまだじゃぞ。」
「「え!?」」
「以盛様もですか?大輪田泊までは、まだまだ時がかかりますぞ。宗盛様に、着いて行った時も四半日ほどかかりましたので。今は牛車に合わせておりますので。1日かかるやもしれませぬな。」
な、な、なんだって摂津に入ったらすぐだと思ってたのに、、、、
それからまた、5時間ほど経つと辺りが暗くなってきた。小さな村があったのでここの地主に頼んで泊めてもらうことになった。
「しかし急に来て許可をくれるだろうか。」
「無理やり泊めてもらえばよいでしょう!」
「景清、この者たちにも、生活があるだろう。」
「ならば、あっしが、手配してきますぜぇい。」
「義盛、頼んでも良いか?」
「おまかせくだせぇ」
10分ほどして義盛が10代か20代前半ほどの男をともなってやってきた。
「平野荘の荘官をしております、渡辺 傑でございます。」
「ん?渡辺と言うと、あの渡辺綱の末裔か?」
「死んだ父からはそう聞いております。」
「へ〜、傑殿はそんな凄い人の末裔なんやなぁ」
義盛、知らねぇの?鬼退治の渡辺綱と言ったらこの時代のひーろーだよ?俺も叔父上に教えてもらったけどさ
「渡辺綱の子孫ならばなにか素晴らしい技があるのでは?」
「技という技はございませんが、先祖、渡辺綱公は鬼丸の写しを作り、その写しを兄弟の中で一番武芸に秀でた父、渡辺秀が祖父上から授かったと聞いております。」
渡辺傑が腰に差している刀は異様な雰囲気を醸し出している。
「もしや·····」
「気づかれましたか、綱は写しを頼光公にお返しし、髭切と名前を戻させたとこの刀の所有者だけに言い伝えられました。もう、私の一族は死に、刀を受け継ぐものもおりませぬのでこのことは以盛様にお伝えいたしました。」
渡辺綱の子孫で、源氏の当主の証を持っているのか。ぜひとも、郎党に欲しい!
「傑、俺の郎党になれ。」
「!!!勿体なきお言葉!!貴人から直に召し抱えられるなど武士の誉にございます!」
「待たれよ!どこの馬ともしれぬ者など、召すべきではござらん!」
景清のくせにまともなこと言うなよ。
「ならば傑、この景清と立ち合ってくれぬか?」
「景清が勝てば、傑の仕官は諦める。双方、それで異論ないか?」
「「異論ありませぬ。」」
「実盛、審判を。」
「ははっ、」
「以盛殿大丈夫なのですか?」
「心配いりませんよ、姉上。ただの仕合い。どちらも命を失うこともありませんよ。」
「し、しかし·····」
「勝負は1本勝負、武器は木刀でよろしいか?」
「いや、妖刀『癡』を使わせろ!」
「ならば私はこの伝家の宝刀『鬼丸』を。」
あぁ、やばいやばい、2人とも真剣で仕合い始めたよ
「分かった。では双方向かい合って、始め!!!」
ちょちょちょちょ待ってよ、なんで実盛さん止めないのぉ
おねえたまもえ?みたいな顔してるし。
おねえたまのえ?みたいな顔2回目なんだけど
景清は上段に構えて、傑は下段に構えている。
お互い僅かな気の緩みを狙っているがどちらも動かず、隙を見せない。
刹那、2人が同時に1本踏み出た。すると刀が交差し、景清の喉を、傑の眉間をかすめた。
「そこまで!戦場では互いに相打ちじゃな。以盛様、引き分けで良いですかのぉ?」
「うん·····引き分けでいいよ(^_^;)」
ちょっと景清にも傑にも実盛じいさんにもひいたけど結果強い味方が出来た。
もちろん、渡辺綱がそんなことする訳ないし、傑なんて人物も実在しないはずです。もしかしたらいたかも(^_^;)




