32話、かわいいこいるじゃん、からのえええええええ
前書きめんどいです。
場所は戻り、京、六波羅
今日は盛俊に組討の稽古をつけてもらっている。
実戦だったらもう何度も首を取られている。
「以盛、盛俊、精が出るのお」
「父上!私は武家の血筋でありますので当然でございます!」
「良い心構えじゃ!」
あれ?パピーの後ろに美しい女の子がいる。歳は中三か高一くらいか?それにしてもかわいすぎる。恋してしまいそうだ。
「あ、平清盛八男、平兵衛少尉以盛でございます。」
「え、あ、平清盛七女、御子姫でございます。」
え?てことは俺のお姉ちゃまじゃん。
「2人とも血を分けた姉弟なのだから、そう固くなるでない。」
「あ、そうじゃそうじゃ、以盛本題なのじゃが、そなたの知行地の真鍋島にゆけ。」
「え、あはい。分かりました。」
「そうじゃ!御子姫も共に行くがよい。2人とも初対面で同年代じゃ、姉弟水入らずで共にゆけ。」
多分僕え?って顔してます。
そしてお姉ちゃまもえ?って顔してます。
御子姫君·····この方は清盛の子女の中では清房さんと同じくらいマイナーじゃないんでしようか?御子姫君は、清盛と厳島内侍という、宮島の巫女さんとの間にできた娘です。清盛が厳島内侍を妾にして、懐妊した厳島内侍さんを盛俊さんに下賜したそうです。なんだか、清盛さんの生い立ちに似てますね。
御子姫君はとても美しい女性だったそうですが、無理やり結婚させられた後白河法皇の寵愛を受けられず、後白河法皇は御子姫君の侍女に手を出していたそうです。
後白河法皇崩御後、御子姫君も亡くなられました。




