24話、KPOPアイドル
最近投稿頻度が落ちててすいません。
「おい!ガキ!…じゃなくて以盛様。熊坂幻範とその配下を連れてまいった。」
ん?こいつ本当に長勝の子か?他の奴らと違って線が細く、背も低い。そして頭巾の中から覗く顔がとても美しい。まるでKPOPのアイドルのような顔立ちだ。
「熊坂長範が子、熊坂幻範と申します。」
ん?この男、声が異様に高い。なんでだ?もしかして子供か?それとも…
「おい!熊坂!!お前もしやおなごか?」
ナイス!バーサーカー!!でももうちょっとオブラートに聞こうよ
「いかにも。私は熊坂幻範の長女でございます。」
「おなごは戦場などでず、奥に下がっておれ!」
「ふふふ、そのおなごに負かされたのはどこのどなたでしょうか?」
「なぬ〜!?小娘が俺の太刀でお前など叩ききってくれるわ!!!」
「ふふ、かわいいお方。貴方様のような真っ直ぐで愚直な眼差し、わたしは嫌いではないですよ?」
「黙れ女狐!!!ま、まず、俺はかわいくなどない!!」
え?照れてんの?かわいいとこあるじゃん。バーサーカー教経くん
「はっはっはっー教経殿そう落ち着かれよ。」
「あなたは、総大将以盛様ですね?父を打ち負かすとは見事な采配です。」
「そなたの父、見事な豪の者であったぞ。」
後ろになんかドヤ顔のやついるんですけど。
「以盛様。お願いがございます。私の首で麾下の盗賊たちを含め、配下たちの命をお助け下さい。」
「お藤!!」
ドヤ顔が一気に青ざめる。
「ん?あなたは本陣まで案内なされた、赤坂様ですね。お藤とはどなたでしょう。」
「とりあえず、そなたの首は今ははねぬ。沙汰は京でなす。」
長勝との約束もあるしね…
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