表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/102

23話、え?これ城ちゃう?

〜美濃国分寺、平教経〜



「教経様!以盛様をお待ちくだされ!!この寺は熊坂の倅の中でも一の切れ者、馬籠幻庵がこもっております。幻庵め、門に細工をしておるようです。これ以上突撃なされても兵を無駄死にさせるのみ!援軍を待ち1度引かれなされ!!」

「黙れ!俺の武は野盗風情に通じぬと申すか!」

「くどい!くどいぞ!!!祖谷!!!お前だけで下がっておれ!!」

「し、しかし…」





ぶぉ〜ぶぉ〜〜









「この音は法螺貝の音。殿、援軍が到着なされました!!」

「そんなこと分かっておるわ!!以盛殿抜けられたか!!さすがだ!!!!」

「兵をを下げる。陣に戻るぞ!」

「承知!!」




〜官軍別働隊本陣にて〜




え?なにコレ〜寺じゃないじゃん!城じゃん!

「長勝、これはなんだ?」

「ん?なにいってん…何を言ってらっしゃいますか。美濃国分寺にございます。」

「何故寺に櫓がある?何故寺に水堀がある?そしてあの門はなんだ?」

「あれは俺の倅の…じゃなくて、朝敵熊坂長範めの息子、馬籠幻庵の手がけた門でございます。」

門に沢山の死体が刺さっていて、門の前にも沢山の死体が転がっている。その有様はまるで地獄のようだ。



「以盛様、教経様が帰陣なされました。」




ガチャガチャガチャ

平安バーサーカーがこっちに来た。

こいつ血だらけで笑っている。どうやら返り血を浴びただけではないらしい。だが笑っている。やっぱりバーサーカーだ。



「熊坂長範を討ち取られたか、さすがだ!」

「教経殿、すごい傷だが、大丈夫か?」

「がっはっはー!これくらいなんとものうござる!」

「ん?貴殿の後ろに控えている大男は?」

「美濃の豪族、赤坂長勝だ。なにやら馬籠と縁があるようでな、降伏の使者にできるとおもってな。」

「それは良い考えだ!!早速送られせましょうぞ!!」

「では、長勝、馬籠幻庵を説得してきてくれ。」

「行ってくるでござるです!」




〜美濃国分寺、門前〜



「門を開け!!!平左衛門尉様の使いだーー!!!」

「ん?ありゃあ頭じゃねぇか?頭〜死んだんじゃないんですかい?」

「がっはっはーてめぇらそんなに俺を殺して欲しかったのか?…じゃなくて拙者、平以盛様の郎党、赤坂団十郎長勝と申す。門を開けられよ!」

ぎぎぎぎぎぎ



「父上!」

「まず俺は、熊坂長範じゃない!!!そして幻庵!降伏しろ!!!」

「え?」


名前思いつかなかったので北条幻庵から拝借しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ