20話、前夜祭!
いやー怖いですねー
「急報!!!!敵は占領した国分寺から出陣しております。その数700程と!!!」
「教経殿、国分寺攻めを命じる。手勢1300を率いられよ。」
「承知!!」
「盛俊、実盛右翼と左翼、本軍に別れるぞ」
「ははっ!」
「はっ!」
「急報!!敵は赤坂宿で陣を整えているとの事です。」
「兵数は?坊主の話では出陣したのは、1500、国分寺を守るのは500との事です。」
「何?それでは総数2000はおるではないか!!以盛様、教経様の軍を呼び寄せた方が良いのでは?」
「国分寺は寺といえど、堀が張り巡らされ、高い塀にかこめれたゆえ、強固な城のようなものじゃ。城攻めには兵は1000でも心もとないぞ」
「実盛の言う通りじゃ。わしら単独で敵本軍を攻めるぞ。」
〜その頃、赤坂宿では〜
「親分、検非違使共は1500くれぇをこちらに1000程を国分寺に向かわせたようでっせ。」
「ふっはははー検非違使が何匹来ようが返り討ちにしてくれるわ!」
「しかし親分、敵将は平清盛の実子で、なかなかの才児らしいですぜ。」
「美しいのか?」
「それは大変美しいと聞きました。」
「ならば敵兵をこの長刀で蹴散らせて、女の肌も知らん稚児の操を奪ってやらぁ!!!!」
「親分!俺にも回してくれや?」
「もちろん回すぞ!」
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