表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/102

14話、兄貴のおかげであいつが…

平淡路守清房。


平清盛の八男で幼名は松王丸。母は清盛の妾と思われます。実際は母の身分が低いため幼少期、苦労したようで知盛から可愛がられます。知盛になつきます。最後も知盛の陣営にて終わりを迎えます。3騎で源範頼軍に突っ込み壮絶に散っていったそうです。真鍋姓もなのいるので真鍋島を本拠にした在庁官人、真鍋氏と姻戚関係になったのかもしれません。真鍋氏は石山合戦で活躍した真鍋七五三兵衛の祖先で…あれ?重衡じゃなくて知盛?あれ?重衡から知盛に書き直してきます。すいません。以盛の幼名も松王丸に変えてきます。

「松王!散歩でもどうか?」

「知盛兄上!兄上の奢りで美味いものを食べさせてくれるのならば!」

「はっはっはー、良いぞ!今宮神社の前の茶屋に行こうか。」

「では支度をしてまえります!」


知盛は庶民の服装である直垂を着ていた。

「松王、そんな格好ではいかん。わしのように直垂をきろ」

「しかし、父上に見つかると…」

「見つからなければ罪も罪ではないぞ?」

「確かにそうですね!!」

「供もいらぬぞ」

「知盛様それはなりませぬ!せめて私だけでも連いていきます」

「分かった。盛俊も来い。」

「私もあぶり餅をたべと…以盛様が行かれるのであれば乳母子の私もお供させて頂きます!」

「はっはっ吉左も来い!」




〜今宮神社にて〜



「兄上、何を願われたのですか?」

「今宮神社は除疫の社。松王が病にかからぬようにと願ったのだ。」

「兄上こそ、父上に最も頼りにされているお方。お体にお気をつけください。」

「知盛様、以盛様あぶり餅はいつ食べに行くのでございますか?」

「吉左衛門、そなた食いしん坊じゃな〜」

「知盛様!/////」

そうこうしているうちにあぶり餅が売っている茶屋、一丸本舗に着いた。

「一丸、おるか?」

知盛が聞くと、中から店主らしき男が出てきた。この男が一丸のようだ。

「はい。お連れ様ももう席に着かれております。」

「兄上、連れとは?」

「松王、お主に会わせたい男がおるのじゃ。」

一丸に連れていかれ、席に着くと、60代は超えていそうな男が待っていた。一目で分かる。この男は盛国や、盛俊のような、歴戦の武将だ。

「知盛様お久しゅうございます。」

「うむ。斎藤久しぶりだな。」

斎藤?斎藤道三のご先祖さまか?

「このお方が平兵衛少尉以盛様でございますか?」

「いかにも、我が弟の松王丸じゃ」

「平兵衛少尉以盛でござる。」

「斎藤長井別当実盛にございます。」

あ!この男、木曾義仲の伝記漫画で読んだことあるぞ!小学校の時唯一の漫画歴史漫画シリーズ呼んどいてよかった!確か木曾義仲の恩人で義仲軍の手によって殺された人物だ。

「斎藤、そなた新しい主君を探しておったな?」

「はい。源義賢様がお亡くなりになり、源義朝様も亡き後士官先も見つからずじまいです。」

「そなたの様な歴戦と優秀な強者を失うのも日ノ本の損。どうじゃ?松王に使えてみぬか?」

「!!ありがたき幸せ。この老人の命、以盛様のために使わせていただきます!!!」

「松王も、それでいいのう?」

「突然の事でびっくりしておりますが、長井別当と言えば、私の耳にも聞こえる剛の者。是非とも私の右腕となって頂きとうございます!実盛、これから頼むぞ。」

「ははっ、以盛様、よろしくお願い致します」

木曾義仲軍に実盛は死なせない。歴史変えちゃうけど絶対死なせない!!

「ごほっ、ごほごほごほ」

横で吉佐が餅を詰まらせてむせているが、実盛は死なせない!!!!




斎藤長井別当実盛。

この名前、ぴんときた方々も多いでしょう。そうです!悲劇の名将、白髪染めの老将斎藤実盛です!なんか、実盛が今日急に降りてきて、松王丸ちゃんの郎党にしました。この人の官位はよく分からないので、とりあえず、別名の’長井別当’を入れときました^-^

僕も実盛は死なせたくないです…義仲も可哀想だし……




ご愛読ありがとうございます!これからもこの物語を楽しんでいだけたら幸いです!

ブクマ、感想、評価もお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ