それぞれの個性
■※土運ぶやつ
この土を運ぶやつ、地中棲といわれる、土の中におうちを作って棲むタイプのタランチュラによく見られる行動らしいです。赤くんは地表棲ですが、地表棲でも土を掘る現象は結構あるらしい。
土を運ぶ姿は非常に可愛いです。
まず糸を土の上に薄く出します。そのときに踊っているみたいにおしりがぴょこぴょこ上下するのがとても可愛い。
それから、出した糸のネバネバで土を絡めてお団子のように丸くします。上手に手を使って丸くするのがとても可愛い。
丸くした土を両手で持ってせっせと別の場所に運びます。ほんとうに人間みたいに手で荷物を抱えるのがとても可愛い。
可愛すぎて動画をとったのですが見せる相手がいないのでひとりで眺めています。
あと関係ないですが、餌をあげると、3匹そろって餌をかかえて踊ったりする姿が見られてとても可愛いです。
■赤くん
赤くんは他にも結構特徴的で、まず見た目からして他の2匹と少し違います。足が他の子より細長い感じ。成体はレッグスパン(足を含めた大きさ)20センチを超えるような種類なので赤ちゃんのうちから少しスラっとしている。
あとよく天井に張り付いてます。たまに登るの失敗して落ちているのであまり天井の高いケースでは飼わないほうがいいかもという感触。
毛づくろいも頻繁にして、猫みたいに手と顔のあたりでクチャクチャしてます。(伝われ)
よく見たいと思って虫眼鏡を買ったのですが安いのを買ったら全然よく見えなかったのでそのうちもっと良い虫眼鏡を買いたいです。
毛づくろい、土運び、天井のぼりと、とにかく3匹のなかで一番よく動くので、見ていて楽しいです。
■青くん
とにかくマイペース。最初に飼ったのがこの子だったのでこういうものだと思ってたら違いました。これ個性でした。
普段は全然動かなくて、すごくジッとしてます。ほんとうにピクリともしない。
餌をいれてもすぐは食べないし、たまに死んでるのか不安になるほどです。
ですが、実はものすごくたくましいです。
5ヶ月餌無しを乗り越えたし、エアコン工事の騒音のなかでも脱皮するし、あと、(人間の)引っ越しのときに外を移動して少し冷えてしまったので、新しい家で慌てて蒸しタオルで温めたのですが、そのときにタオルから漏れたお湯で(蜘蛛の)家のなかがお湯だらけになっても耐えました。水浸し環境でも多少は大丈夫という根性のある子です。
あと(蜘蛛の)家の掃除のときに一番脱走したがるのもこの子です。
普段はじっと気配を消して油断させ、好機と見たら激しく動く。こいつはニンジャ。
■黒くん
いちばん育てやすいのはこの子かなぁという感じがします。
餌の食いつきもよく(餌をいれたらすぐ飛びつく。これぞ餌やりという感じで楽しい)、(蜘蛛の)家のなかをのんびりお散歩する姿なども見れてそれなりに活動的です。模範的なタランチュラ感。
成長はあまり早くない種類、と言われているのですが、脱皮のペースは我が家のなかでは一番はやいです。
青くんが絶食期間に入って「そろそろ脱皮かな」と思って身構えていたら、となりで黒くんが脱皮しはじめたときの衝撃。お前が脱皮するんかい! とつっこんでしまいました。
絶食の前触れなく(2日前に普通に餌食べてた)、前回の脱皮は青くんより後だったのに。
あとあのランチマットだと思っていた糸ベッドはやっぱり脱皮の糸ベッドでした。黒くんはちゃんとベッドの上で脱皮していました。
■4匹目
多頭飼いにも慣れてきたので、もう息をするように増やしますよ。温室も作りましたので。
というわけで、新しい子の入荷をお願いしてきました。
次はエクアドリアンパープルフィーマーという種類の子です。
この種類、とても好きで。お気に入りユーザさんが開催された「虫擬人化企画」でもこの子の擬人化キャラクターをつくって出してました。
実は一番最初に飼おうとしたのはこの種類でした。青くんを飼う前、この子がほしくて飼い方などを調べていたんですが、在庫がなくて時期を待っていたら機を逃してしまってそのままになっていたのでした。
模様と色がすごくカッコイイので検索してみてください。
春以降になりますが、入荷してもらえるのが楽しみです。