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ワールド・ステージ  作者: 桐島 海
1/7

プロローグ

2067年日本は新たなゲームを発明した。

『ワールド・ステージ』

これが新しいゲーム機の第一作目である。

そして、2068年7月15日ゲーム機とカセットの発売日である。

資源の量の関係でカセットと合わせて限定十万個のみ発売する。

この日のために外国からも人が来て、大人達は仕事を休んだ。

限定十万個。

数には限りがある。

それを見越してか、前日から並んでいる。

すごい人は一週間前から並んでいる。

一分。

ゲームが発売するまでの残り時間。

残り十秒。

これが過ぎればゲームはすぐに完売するだろう。

2068年7月15日午前9時00分00秒

ゲームは発売した。

――――――――――――――――――――――――

2068年7月15日午前9時15分

ゲームは完売した。

買えなかった人は落ち込み、買えた人はテレビ局の人達からインタビューを受けている。

俺はそれをテレビで見ていた。

それから俺はゲームをコンセントにさし、カセットを入れた。

ゲーム名は『ワールド・ステージ』

発売からたった15分で完売した最新ゲームだ

ゲーム機は、イヤホンみたいな形をしている。

それを耳につけ、ベッドに横たわる。

「ゲーム・アクセス……『ワールド・ステージ』アクセス……ON!」

『ゲーム・アクセス。ゲーム名ワールド・ステージ、コネクト。パスワード、認証。アバター、設定完了。ゲームを開始します。』

そして、ゲームが始まる


目を開けると、そこには、違う世界が広がっていた。

VR MMO RPG

バーチャル世界。

これがゲームの世界なのか?

まるで、自分がここにほんとに居るようだ。

試しに拳を握る。

ゲームの感覚ではなくほんとに握っているように感じる。

「ついに……来たんだ……」

後から、いろんな人達がどんどんログインしてきた。

選ばれた十万人しかいないこの世界。

後からログインしてきた人達が歓喜の声をあげる。そのなかで俺は一人拳を空に向ける。

「この……世界に!」

そして十万人のゲーム攻略が始まった。

――――――――――――――――――――――――

『ワールド・ステージ』

このゲームは、12の島を順番に攻略していくアドベンチャーゲームだ。

このゲームの難易度は、相当難しいと公表されている。

レベルがあるので、ゲームがうまい人は、すぐに強くなるが、ゲームが下手な人は、弱い。

装備などで強さに差が出るが、このゲームはほとんどリアルに近い動きなので、装備が強くても、弱い装備の人にも負けるときがある。

動きはリアルに近いといっても、システムアシストは、ある。

コマンドにあった動きをすれば、システムアシストで自動でスキルを発動できる。

「まずは、レベルをあげるか……」

早くモンスターを倒し、レベルを上げないとこの辺のモンスターは狩り尽くされるだろう。

「この辺より一気に少し先にでも行くか」

俺は一人、みんなが歓喜で騒いでる間に町を出て次の町に向かった。

走って次の町に向かっている間に目の前にモンスターが現れた

オオカミ LV.1

俺は肩から剣を抜きオオカミにそのまま突っ込む。

オオカミもこっちに向かってきた。

コマンドにあった動きをすればスキルが発動する。

俺は剣を腰に構えた。

武器が光った。

これは、コマンドシステムが発動した証だ。

後は剣を振ればスキルが発動する。

そしてタイミングを合わせて剣を振る。

「はあぁぁ!」

片手剣ソードスキルLV.1

『スラッシュ』

横なりにまっすぐ剣を振るう一連撃スキルだ。

剣は、オオカミを一撃で切り裂いた。

オオカミのHPゲージが0になり消えていった。

目の前に画面が写された。

そこには、経験値、ジュエル(お金)、獲得アイテムが載っていた。

アイテムはなかったが、大体の動きは掴めた。

おっと……こんなとこで寄り道してる場合じゃなかった。

さっさと次の町に行かないと……

俺はまた、走っていった。


町に着いたら、まずすることがある。

町を設定することだ。

町を設定しないと、後で転移するときに設定していないとその町に転移できない。

だから、来たことのない町に来たら設定をしないといけない。

「設定は終わった……まずは、アイテムの整理をして……と」

宿をとり、アイテムを全て取りだし、整理を始めた。

「持つアイテムはこれでいいとして……ステータスどうなってたっけ?」

俺はステータス画面を開いた。

「レベルは3……まぁ……いい感じだな」

ステータス画面の左下にスキルポイントが書いてあった。

結構たまっているな。

「アビリティがほしいな……」

俺はスキル割り振り画面を開く、そこには、沢山のスキルが書かれていた。

「うわ……多いな……280じゃなにとればいいかわかんねぇな……」

スキルは諦めた。

とりあえず、アイテム整理の続きを始めた。

「これは、売って……これは……素材だから、後で鍛冶屋で加工するとして……ん?」

俺は時計を見た。

時間は、午後19時になっていた。

「飯の時間か……遅れると妹になに言われるかわかんないからな……急ぐか」

俺は、整理し終わったアイテムをしまうと、スライドしてメニューコマンドを開いた。

メニューコマンドの一番下にログアウトというコマンドがある。

そこをタッチするとログアウトすることができる。

俺はログアウトの所をタッチした。だが………

「ん?おかしいな……」

ログアウト画面を何度もタッチしてもログアウトができない。

「バグか……?」そんなわけない。

今日発売したばかりのゲームだ……バグなんて起こるわけない。

だとしたら……

「一体なにが……」

その時、一件のメールが届いた。

『ゲームは楽しんでるかな?僕は、運営側……いや、ゲームマスターと言おう。そんなゲームマスターからスペシャルプレゼントだ。』

メールを読みきったとたん、周りが光で包まれた。

気がつくと、俺がログインしてきたときにいた最初の町にいた。

「なっ……!?どうなってんだ!?」

よく見ると、周りには沢山の人がいた。

ゲームを買った全員を今、この場所に呼んだのか?

「何なんだよ……これは……!」

『やぁ……皆さん』

広場の中央から声が聞こえた。

これは、幻聴か?と最初は思ったが、そうでもなかった。

広場の中央には、一人の人が立っていた。

『やぁ……僕はゲームマスターだ。ワールド・ステージにようこそ!』

「なんだ?なんかの演出か?」

「けど……そんなのでログアウトさせなくする?」

いろんな声が聞こえてくる。

『ワールド・ステージは12の島を順番に攻略していくアドベンチャーゲームだ。これは、みんな知っている通りだ。そのなかにもう二つルールを追加しよう』

「(二つのルール?)」

『一つは、君たちが帰れないということ』

帰れない……だと……!?

その時一人の男が叫んだ

「ログアウトボタンがない!」

「なっ……!?」

ない……ログアウトボタンがない……!?

俺はあわてて画面を開いて確認した。

だが、どんなに探してもログアウトボタンが見つからなかった。

『確認したかい?帰る方法は一つしかない……それは、ゲームをクリアすることだ』

「ふざけんな!」

「そうだ!ふざけんな!」

「テメェ……今すぐ俺たちを帰しやがれ!!」

『もう無駄だ。君たちが帰るすべは、クリアするしかない。それが、君たちの生きる意味……レゾンデートルだ』

クリア……ゲームをクリアするしか俺たちが帰れる方法はない。

『せいぜい頑張ってくれたまえ』

「待ってくれ!もうひとつの追加ルールを教えろ!!」

『それは君たちで見つけたまえ。……ただ、ひとつ忠告しておこう。命は大切にな』

どういう意味だ……

命は大切に……命……

「……まさかHPゲージが0になったら……現実世界でも死ぬんじゃないだろうな……」

周りがざわめきだした

「死ぬ……HPがなくなったら死ぬのか!?」

「嘘だろ!?」

「そんなの……いやぁぁ!」

『察しがいいな……君は……名前を教えてくれないか?』

「俺の名前は……カインだ!!」

『……そうか、覚えておこう……』

くそ……こんな理不尽なことはありかよ……!

『さぁ……みんな、ゲームは始まった。思う存分楽しむがいい!!』

2068年7月15日午後20時00分00秒

このゲームの世界は、リアルに変わった。

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